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兄さんな。『おちんちんむずむず病』かもしれない。9


「そもそもこの思想家達が同じ時代に同世代で高校に通ってるのはおかしいな」



兄さんの悪い癖です。私に都合の悪い出来事の時だけネチネチ痛い所をついてきます。



ナイフの剣先でチクチクされてる気分です。



もう良いじゃないですか。フィクションを存じ上げないですか?


「そしてなんでキスやマッサージを互いにしてるんだ?同性愛者という記録はなかったと思うが」



分かりました。燃やせば良いんでしょう。この薄っぺらい本をこの世からチリも残さず消滅させれば良いんですね。私もろとも。



「あの、もういいですかね」



「あぁすまない。兄さんの悪い癖だ。花ちゃんを困らせてしまったね。ほら大事な参考書だろう」



結果、なんとか兄さんは真面目な参考書だと勘違いしてくれました。



「いえわかってもらえればいいのです」



「総括すると、兄さんのおちんちんがむずむずしたのは、兄さんのおちんちんのダウジング機能がその参考書に反応したのだろう。今日も相談に乗ってくれてありがとう」




そういえばそんな話でしたね。



って参考書で反応してたらキリがないじゃないですか。なんでそこはそんなに追求しないんです。



「きっとそうですね」



ですが、そういう所をひっくるめて、そこが兄さんの良い所かもしれません。




「で、花ちゃん。なんでモンテスキューは全身にオイルを塗っていたんだい?」



今日の兄さんは嫌いです。



これでは『花ちゃんにミルクセーキがかかると、花ちゃんの趣味がバレる』になってしまいました。




結局、兄さんのむずむずの因果関係は証明されないまま、私の性癖だけが証明されちゃいましたとさ。トホホ




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