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兄さんな。『おちんちんむずむず病』かもしれない。7
「兄さんそれを見ては……!」
「受験時代が懐かしいな。見てみよう。ん?中身は漫画……?」
兄さん、世の中には漫画の参考書(18禁)も存在するのです。
「あぁ……」
二重で心が痛みます。
1つは勉強しているはずがサボっていたこと。兄さんも私が勉強としていると信じ込み労ってくれたのに。
2つ目は、あの参考書はカバーだけで、中身はドン引きするレベルのボーイズラブ本だということ。
息抜きのつもりだったんです。本腰入れて読んでたわけではないんです。
「ふむ……」
あぁ兄さんがまじまじと私の性癖をなめ回してます。違うんです。今回のはたまたまマニアックなだけなんです。
――――5分くらい時が経ったでしょうか。
私にとっては無言のその時間が8時間くらいに感じました。
兄の真剣にボーイズラブ本を読む姿に口を挟むことができませんでした。
兄さんはようやく本を閉じます。もはやブックカバーは外れタイトルが剥き出しでした。
「あのぅ兄さん。これは兄さんの幼馴染みの鞠さんが持ってきた物で……」
すまないです。鞠さん……。私のために犠牲になってください。




