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兄さんな。合コンに行こうと思うんだ。22
「純はこのままで純粋な人間でいて欲しいんだ。だから俺が守ってやらないとな」
「左様でございますか……」
兄さんを置いて逃げようかと思いましたが、なんでしょうこの時間は……。怖すぎるでしょ。
「花ちゃんはどう思う?純はこのまま性知識のないままが美しいと思わないか?人類の男は性欲に塗れている。20歳を過ぎてあの純粋さは天然記念物だと思う。それを周りの人間が壊して良いものじゃない」
ヨシノブは兄さんの尻を揉みしだきながら言います。お前が性欲まみれやないか。
……ただヨシノブの言うことも一理あります。ヨシノブはヨシノブなりに兄さんの事を思っての行動。決して悪い奴ではないんです。たぶん。
賛同しておけば機嫌を取れるでしょう。適当に流してこのやりとりを終わらせましょう
「いや、ヨシノブさんの考えは共感できません。」
「……え?」
――――私は何を言っているのでしょう。意思と反して勝手に口が動きます。




