第16話 償い
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
ダーヨが放っていた魔法は、いつもの水魔法ではなかった。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
ダーヨが放っていた魔法は、自分の本当の魔法である氷魔法だった。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
岬にはダーヨの声が虚しく、そして悲しく響き渡った。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
大は基地から、ただじっとダーヨの姿を見つめていた。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
大はダーヨの目の前にあるお墓がダイのものだと感づいていた。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
いつしか大の周りには他の隊長たちが集まっていた。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
それは見る人が見れば、一生懸命頑張っている姿なのかもしれない。しかし、知っている人が見れば、それは償い以外の何ものでもなかった。
ごめんね。私のせいでごめんね。
誰の耳にもダーヨの声は聞こえない。ただ、誰の胸にもそう言っているように感じられた。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
最初のアイスニードルから、今のアイスニードルまで、何一つとして変わった点などない。そう、何一つとして悲しみは拭えていないのだ。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
それでもダーヨは魔法を放ち続けた。
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「・・・・・・・・」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニードル」
「アイスニー・・・・・・・・・・」
ダーヨは一瞬意識を失い、前によろめいた。
ダーヨはいつもこんな無茶な練習をしていた。しかし、今日はいつもと違っていた。敵に不意を疲れダメージを受け、それだけならまだしも、大を危険な目に合わせてしまったのだ。その不甲斐なさや、情けなさが、さらにダーヨを追い込んでいた。加えて傷もまだ完治していない。ダーヨの体はとっくに限界を迎えていたのである。にもかかわらず、魔法を放ち続けていたのだ。
トンッ!!!!
倒れそうになったダーヨのおでこが何かに当たり、ダーヨは倒れることなく踏みとどまることができた。おでこの当たった場所は妙に温かかった。この温もりをダーヨは知っていた。なぜなら、つい数時間前にもこの温もりに命を助けられたからだ。
ダーヨは意識を持ち直し、わかりきっていたその温もりの持ち主を見つめた。
「大・・・・・・」
ダーヨの目の前には、大が立っていた。