表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

通常 異常 平常

作者: tomoki

いい事があるといいな。


そう誰ともなく呟いて暗い夜道へと歩き出す。


きっと彼は今日もいないであろう。

彼のアパートへと足を運び慣れたように家のドアを開ける。


昨日と違うのは洗濯機に服が放り込まれていること。

スーツが入れ替わってること。

そして嗅ぎ慣れない甘い匂いが漂っていること。


私はすぐさま窓を開けて換気扇を回す。

そして洗濯機を付け部屋の掃除、テーブルに置いたままの食事を片付ける。


これじゃ、ただの家政婦だ。


そんな呟きを心の中で零す。


分かってる。

全て分かってる。


そろそろ決着を付けよう。


電機店で買ったボイスコーダーと小型のカメラを取り出す。

そして携帯電話を取り出せば彼の場所が分かった。何度も見ていた場所だ。


「分からせてやる」


あなたはすっかり忘れてしまっているようだけど

どちらが有利か。


いい事があるといいな。

お前の家庭なんてぶっ壊してやる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ