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転生したからって、ざまぁされなくてもいいよね? ~身内との8年間、攻略対象達との3年間の駆け引き~  作者: 鶯埜 餡
12才編『攻略対象者2』

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登場人物 その1

[登場人物 その1](12歳半ば《フェティダ領視察編》まで)

 ・アリア・スフォルツァ

 本作のヒロイン。『Love or dead(通称:ラブデ)』では、悪役令嬢。転生前は『相原涼音』という女子高校生(某中小企業の社長令嬢)で、交通事故により命を落とす。生前は弓道や茶道などを嗜み、マナーにも詳しく、『ラブデ』の攻略には苦労しなかった。

 スフォルツァ公爵令嬢(弟ユリウスの代理でもある)。現在は、悪役令嬢への道を回避するために頑張っていたはずだが、国王の掌の上で転がされているような状態。こんなはずではない、なんでだろう、と常々思っている。


 ・ベアトリーチェ・セレネ

 『ラブデ』のヒロイン。今のところ、アリアとは違い転生しているという発言はない。けれど、しっかりしている娘であり、王太子クリスティアンに一目ぼれされ、婚約する。伯爵令嬢だが、父親の横領疑惑から、スフォルツァ公爵家に世話になっており、一時はアリアの専属侍女だった。また、そのおかげで、マナーを完璧にマスターした。アリアのことを慕っており、かなりアリアの過労を心配している。



 ・クリスティアン・フロイア(リーゼベルツ王太子)

 リーゼベルツ王国の王太子(現国王の第一王子)でアリアと同い年、ゲーム内では『清廉潔白・王道王太子』と称されるが、現実は口が悪い上に、最初(正確に言えば二度目)にあったときもアリアのことを何とも思っていない。この度、アリアより一年遅れて行ったデビュタントの夜会で一目ぼれしたベアトリーチェと婚約。一応、婚約者候補とされていたアリアのことが心配な模様。



 ・クロード・コレンス(セリチア国王子)

 ゲーム内ではアリアの3つ上で、異母兄に疎まれこの国に左遷される形で外交官としてやってくるが、現実では、父王に命令されてこの国にやってきている。かなりチャラい男で、(一応、犯人に心当たりがあるのか聞くためだったのだが)初対面のアリアを押し倒そうとした過去がある。また、それが原因でセルドアと仲が悪い。アリアに興味があるのか不明だが、毎日花を送り続けている。



 ・ユリウス・デュート(ユリウス・スフォルツァ)

 ゲーム内ではアリアの5つ下で、初期の方から王立騎士となっている。しかし、現実では、ベアトリーチェの幼馴染ではあったものの、ある事件に父親が巻き込まれ、公爵位を継いだ。しかし、騎士団を目指している模様。



 ・アラン・バルティア(赤髪碧眼)

 ゲーム内ではアリアの2つ下で、遊び人騎士(近衛騎士)と評されたが、現実ではかなり真面目な騎士(ただし、見た目はチャラい)。また、近衛騎士ではなく、王立騎士団に所属しており、現在はクロード王子の護衛をしている。セルドアの部下。



 ・ウィリアム・ギガンティア

 ゲーム内ではアリアの1つ上で、のちに平民出身の宰相補佐となる。しかし、今現在はまだ、王宮に上がってきておらず、どうなるかは不明。

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