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○登場人物一覧○


高崎(たかさき) 英理(えいり)

  バレー部所属。

  背が高くボーイッシュ。

  容姿のせいで女子に好かれるが、

  一過性のものと断じて取り合わない。

  スポーツ推薦でW高へ進学することが

  ほぼ確定している。


安城(あんじょう) 美也(みや)

  バレー部キャプテン。

  大人びて清楚な美少女。英理の親友。

  強い正義感と優しさを持つ。

  母子家庭で、母は総合病院の看護師長。

  W高の学力特待生を目指している。


(りん)

  バレー部所属。

  やたらと発育のいい身体を持つ。

  お祭り好きで知りたがり。

  なんにでも首を突っ込みたがる。

  信心深い一面もある。



【マリエ】

  帰宅部。

  小柄で童顔。いわゆるギャル。

  彼氏であるケンゴを亡くし発狂した。

  最初にオカタサマの話を読んだ一人。


【レナ】

  帰宅部。

  一人称はウチだが関西出身ではない。

  金髪のギャルでマリエの親友。

  最初にオカタサマの話を読んだ一人。


【サチ】

  美也いわく

 「頭のねじが二、三本足りてない」子。

  空気が読めず級友達から疎まれている。

  マリエ達のグループにいるが、邪険に

  され使いっぱしりとして使われている。


【ケンゴ】

  バスケ部所属。

  マリエの彼氏。朝練中の事故で急逝。

  最初にオカタサマの話を読んだ一人。



【ひな子】

  手芸部所属。

  色気溢れる美人で、本人も自覚がある。

  地元の神社の一人娘。

  執拗なまでに英理を好いていて、

  親友である美也のことが気に食わない。

  綸の幼なじみ。


          以上全員中学三年生。



【二宮】

  英理達のクラスの担任。

  あだ名は「ハゲ宮」。




【オカタサマ】

  ネットの掲示板に掲載された、ある

  怪談を読むと憑くとされるなにか。


 オカタサマのルール

 ・憑かれると呪われ三日後に死ぬ

 ・「こちらの肩をお勧めします、ですから

  どうぞお移りください」と唱えながら

  他人の肩を叩くと、移すことができる

 ・オカタサマに憑かれることができるのは

  一人三度まで。それ以上は厄介な相手と

  見なされ、オカタサマが移らなくなる

 ・話を読まれることで生じたオカタサマは

  誰かの命を奪うことで消える



そのルールが正しいものだと仮定して考えると、最初に発生したオカタサマは三体。


●マリエに憑いたオカタサマ

 →サチ→美也→サチ(一九日昼頃)


●レナに憑いたオカタサマ

 →ひな子達のグループや他クラスを巡り、

 現時点で誰に憑いているのか不明


●ケンゴに憑いたオカタサマ

 →呪いを信じず、誰にも移さず放置した

 ケンゴ自身が亡くなったことで消滅済


 ケンゴが亡くなった日時から、マリエ達が

 掲示板を読んだのは一八日の夕方という

 ことになる。



 マリエ達の話を聞き掲示板を読む生徒達が

 現れ、他に何体か発生しているらしいが、

 数や憑いている生徒などは不明。


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