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はじまり
「いってきまーす」
ぼくは、いつものように家をでて学校に向かった。
学校に向かう途中の信号待ちをしていると、1人の男の子がボールをとろうと、道路に飛び出した。
ぼくは、とっさにその子のもとに行き、歩道に戻した。
その瞬間…。
「ここは…」
ぼくは、目を覚ますとそこは病院のベットの上だった。
「瑞希、大丈夫か!?」
一人の女の子がぼくに声をかけてきた。
(この人誰だろ?)と思っているのもつかの間、回りには知らない人だらけだった。
「あのー、どちら様ですか!?」
ぼくはつい、聞いてしまった。
「誰って、瑞希、私のわからないの。柚梨だよ。」
女の子はそういうと、慌てて先生を呼んできた。
ぼくは、色々な、検査をうけた。すると、先生は驚いたことを口にした。
「瑞希さんは、事故による影響で記憶喪失になってます」と。