6-9 新タッグ誕生!?
あれってどういう意味なのかなぁ・・・。
モモコは広報紙に載せる写真や半端に書いた記事をそのままに、もの思いに耽っていた。
先日ブリザードで停電した際 影に抱きしめられた件である。
意味なんてないのかも。あたしが落ち着くようにって。確かにホッとした。すごい・・・安心して。
でも・・・首に押し当てられたアレは・・・アレは?
モモコは指先でそっと其処に触れた。
まだ・・・感じる。まだ残ってる・・・影の熱。首筋に。
落ち着かせるだけであんな事しないよな?普通はしないよね?
・・・・でもガツクさんだからな・・・
「あーあ。」
モモコは椅子の上で仰け反って大きなため息をついた。
何か・・・勘違いしちゃうじゃん。ガツクさんもあたしの事・・・なんて。
・・・・・それとも・・・期待してもいいのかな。
モモコはあの夜、自分を見つめて微笑むガツクを思い出す。
あの、あの唇があたしの首に・・・
「ぎゃー!」
モモコは自分の妄想に激しく羞恥しデスクに突っ伏してバシバシ叩いた。
「うるせぇぞモモコ。静かにしろよ。」
ホクガンが顔を顰めてモモコの方を見た。
「・・・・・・。」
モモコはデスクを叩くのをやめると、さっきとは打って変わったうんざり顔でホクガンを見た。
「・・・あのさ。」
「んあ?」
「なんでいんの?今日で3日目だよ。」
ホクガンはモモコの部署部屋にソファがない事を知るや勝手に持ち込んだソファに寝転びながらモモコを見た。
「いいじゃねぇかよ。固い事言うな。」
「いや言うよ。仕事はどうしたのさ。忙しいんじゃないの?」
「ううん全然暇。」
「へーー。えっと、デュスカさんの番号は・・・っと」
「待て待て待て。話合おうじゃねぇか。早まんな。」
ホクガンは受話器を取ったモモコの手を上から抑えた。
モモコは抑えられた手を見た。
ガツク同様大きな手である。モモコの手など手首から先がないかの様、すっぽり収まるのも一緒だ。
「でも何も感じない。」
ホクガンの手が抑えてる。ただそれだけだ。ガツクの時の様に体が熱くなる様な事もない。
ホクガンを見るとキョトンとした顔をしている。ガツクの様に何かを含む様にして自分を見るあの眼差しでもない。
「どうした?」
「ううん、何でもない。」
モモコはガツクとホクガンの違いを見て、ガツクが向けるあの眼差しは意味があるのかないのか考える。
「あ、やっぱ何かある。」
「何だよ。」
「あのさぁ・・・・・・でもホクガンに聞いてもなぁ。」
「よーし、二度と俺に話しかけんな。」
ホクガンは手を離すとソファにドスっと座った。
「あのよ。」
話しかけるなと言っておいて自分から話しかけるこの男。
「何、帰る気になった?ドアはそこだよ。」
モモコも大概酷い。
「全然。・・・あのよぉモモコ、俺・・・・おかしいんだ。」
「頭が?」
「バカ。んなワケねぇだろ。そうじゃなくて俺、病気みてぇなんだ。」
「・・・サボり病?」
「ちげーよ。それは俺の特性だ。もっと深刻なモンだ。」
モモコはいつになく真剣なホクガンの顔に少しだけ真面目になった。
「・・・マジ?どこが悪いの?」
ホクガンが俯いてため息をつく。その顔は険しい。
モモコは何だか先を聞くのが怖くなった。
よく見ると細かくホクガンが震えているではないか。
嘘・・・・嘘でしょ?きっとからかってるんだ・・・ホクガンの事だもん。
・・・・でももし本当だったら?それが治らない病気だったら?ホクガンが・・・・死んじゃったらどうしよう。
ガツクさん!
モモコがちょっとだけ泣きそうになった時ホクガンが叫んだ。
「祭りーーー!!!」
「だ~か~らぁ~もーイベントがやりたくてやりたくてしょうがないんだよ。暇で暇で頭ボーンになりそうなワケ。わかる?」
ホクガンはモモコが投げた電話を元通りデスクに置きながら続けた。
「わかんない帰れ。」
「ま・つ・り!マ・ツ・リ!」
これがあたし達の国主・・・・
イベントやりたい病に罹り、拳を振って「祭り」を連呼するホクガンにモモコは過去感じた事もない様な疲れを感じた。ついでにリコールの手続きはどうだったかも考えた。
「やればいいじゃん。一人で。」
「つめたっ!お前薄情モンだな!なぁ~付き合えよ~ 一緒にやろうぜ☆」
ウザい。超ウザい。
モモコは首を傾げてウィンクする37歳独身国主に心底そう思った。
「イベントやりたいんならテンレイさんに許可もらえばいいじゃん。でもその前に溜まった仕事片付けないとね。」
「やだー!遊びたいよぉー!」
「ホント帰ってくんない?いい加減にしないとデュスカさん呼ぶから。」
「あっ!そういやお前ガツクに言ってねぇだろうな!アイツにバレたらどんな殺され方されるかわかったもんじゃねぇからな。」
「そうだな、今日の気分は撲殺だ。」
ガツクはホクガンの左頬を破壊力満点の右ストレートで殴った。
ホクガンがバウンドして壁にぶち当たり跳ね返ってゴロゴロと床を転げる。
・・・・・・・・・・・・・・。
「俺でさえモモコの仕事中は(会いたいのを)我慢していると言うのに貴様はココで・何を・している。」
「い、いやぁ、モモコに広報の進展具合を尋ねようと思って~。」
「わざわざ国主自身が赴いてか?お前の執務室に補佐官はおらんのか?スタッフはどうした。電話はないのか?あ?」
ガツクは転がってきたホクガンの襟元を素早く掴むと頭上高く持ち上げ尋問を開始した。
その顔は倫理委員会がストッ―プ!ストッープ!R18!と中止をかけるほど険しい。
「ガ、ガツクさんいらっしゃい。」
モモコは恐る恐るガツクのだだっ広い背に話しかけた。
「モモコ。」
「は、はい。」
ガツクはホクガンを締め上げたまま低~い声で今度はモモコに訪ねた。
「ホクガンは何時から此処にいる。」
ゲッ!
モモコは青ざめながらホクガンを見た。
ホクガンも青ざめながらモモコを見ている。
必死に何かを訴える様に目配せしようとするがガツクの締め上げが増すと沈黙した。
「え、あ、あの」
「・・・・モモコ。」
「は、はいぃ!」
「誤魔化そうとするのなら部屋に監視カメラを取り付」
「今日で三日目です!!」
ホクガンごめんっ!モモコは心の中で手を合わせながらガツクに皆まで言わせずチクった。
久々のヤン発動はそれ程怖かった。
モモコが即答した後「チッ」という舌打ちがガツクから出たのは・・・・聞かなかった事にしよう。
「ちょっと話をしてくる。」
ガツクはホクガンを引き摺りながらモモコに告げると部署部屋から出て行った。そのすぐ後。
バキィッ ボキッ ドザァッ ドスッ
等の痛い系擬音語がしばらく続いた後、ぼろ屑の様になったホクガンは迎えに来たデュスカとレキオスに医務室に連行された後、本来の政務に戻った。
モモコは小柄な体をもっと小さく縮めながら目の前に仁王立ちするガツクを見上げた。
「いいかモモコ、ホクガンを甘やかすな。アイツはボンクラの様に見えて比類なき才能を持った男だ。だが、生まれ持った怠け者の性格ですぐ遊びに走る。俺達総所の者はアイツに仕事をさせるために時には厳しく接しなければならん。わかったな。」
「・・・・・はい。ごめんなさい。」
ガツクはしゅんとなるモモコに燃え盛る嫉妬心が少し静まるのを感じて表情を緩ませた。
ホクガンがモモコに全く恋愛感情がないのはわかっているが3日も2人っきりで過ごしたとなると我慢ならん。だが意外な事に、ガツクがモモコに言った事に私情は一切なかった。
ホクガンは有事や騒動がない単調な毎日に飽きると自分から傍迷惑なイベントを起こそうとしたり、脱走に心血を注ぐ様になるのだ。
国主としてずば抜けた才能は確かに、確かにあるが・・・・・・・・・・超面倒くさい男。
これがホクガンの身近にいる者達のホクガンの評価である。
「でもあそこまでやる事ないと思うな。ホクガン大丈夫かな。」
「・・・・・・モモコ。」
「あっ 何でもないです!」
再びガツクが黒いオーラを纏う前にモモコは慌てて誤魔化した。
次の日。
「・・・・・あのさ、その見上げた根性を政務に向けたら?速攻で自治領がとれてドミニオン国になれると思うよ。」
モモコは朝出勤してあのソファに寝転ぶホクガンを見て言った。
ホクガンはのそりとデカイ体を起こし、
「おっす。質問があんだけど。」
「なに。」
モモコはため息をついてからデスクに座った。
どうやってホクガンを執務室に送ろうかと考えながら。
デュスカさんに連絡取るのが一番早いけど昨日みたいに抑えられたらなぁ・・・結構目敏いんだよねこの人。
モモコは昨日ガツクに仕置きされ、腫れ上がり青紫や黄色のまだら模様になったホクガンの顔を見ながら思った。
「大丈夫?」
「ん?ああこれ?痛ぇけどすぐ治まる。あのよお前の世界に冬にやる特別なイベントってねぇか?」
・・・・・・・・・・・・・・。
ホクガン。
本当にそのイベントにかける情熱というか執念というかなぜそこまで?的なパワーをもっといろんな建設的な偉業的な事に向かわせろ・・・と言っても無駄。もしここでうまくホクガンを執務室に送還する事に成功したとしても、ヤツは脱走してしてくるだろう。何度でも。
モモコはホクガンの真剣な顔を見て諦めた。
仕事の邪魔になる事はもちろんこのままではガツクに監視カメラを付けられるのは必至。
ならばエサを投げるしかない。
「わかった。特別なイベントね。あるよ。」
「マジかー!どんなヤツだ!すっげえ面白いんだろうな!」
たちまちホクガンの目が少年の様に輝く。
「教えてもいいけど条件がありまーす。」
「・・・・・・・お前段々ガツクに似てきたな。」
ホクガンはため息をつくと屈めていた上体を起こした。
しばらく首の後ろに手をやって逡巡していたが、やがて超上から目線でのたまった。
「しょうがねぇなぁ。オラ、聞いてやるから言ってみろ。」
・・・・・・・・・・・・・・。
ムカつくゥ!!超ムカつくゥ!何様だお前は!!ああ猫だったら!!この斑顔に新たに模様を入れてやるのに!!
モモコは何本もの青筋を浮かべながらもウギギ・・・と耐えた。
「溜まってた仕事ぜーんぶ終わらせたら教えてあげるよ。あたしが知ってる事詳し」
「よっしゃあ!!!何だそんな簡単な事かよ!待ってろ、午後一で会いにくっからよ!じゃあな!」
ホクガンは喜び勇んでモモコの部屋から出て行った。
一人残されたモモコは
「なんか・・・なんか負けた気分なのはなんで・・・・」
ガランとした部署部屋で力なく呟いた。
ホクガンが4日分の仕事をたったの3時間で全て片付け、スキップでモモコの部署部屋に入った・・・後クルリとドアに向かった。
「モモコに用があるのだろう?」
「いやいやいやいや。全然ねえよ。あれ?俺どうしてこんな所に・・・いっけねー執務室と間違えたー。んじゃ。」
ガツクにすぐさま襟元を引っ掴んで戻されたが。
「心配するな・・・・今すぐには殺さん。」
さらりとしかし凄んだ声で言うガツクに
「モモコォー!!!何だよコレェー!!この裏切りモンがぁああ!!」
ホクガンの悲痛な叫び声が響き渡った。
「ちゃんと教えるって。別にいいじゃんガツクさんが居たって。」
モモコはブーたれるホクガンとその真向かいに座るガツクに熱いお茶を出しながら言った。
「お前に教えてもらったって実現できなかったら意味ねぇだろ!ガツクが居たら全部潰される!」
「お前のくだらん遊びに巻きこまれるこっちの身にもなってみろ。総所の皆のためにならん事だったら潰すのは当たり前だ。」
ガツクは冷ややかにホクガンに正論を討う。
「まだ聞く気ある?」
モモコがホクガンに聞くと仏頂面で
「・・・・あるよ。」
「んー・・・冬にやる特別なイベントかぁ」
クリスマスとか関係ないだろうなお正月も違うだろうしバレンタインなんか興味なさそう。
じゃあ冬にする遊びとか・・・雪だるま かまくら 札幌雪まつり ああ あたしまだ雪像みてない~見たかった うーん後はクロスカントリーとかスキージャンプ スノボにフィギュア キリがないからスポーツはナシ。あっこれは外せないよな雪合戦。した事ないけど。後何があったっけコタツでみかんか。猫は丸くなって犬は走るんだっけ。
「オイ。口からダダ出てるぞ。犬と猫ってのはなんだ。」
連想するモモコにホクガンから呆れた声が出て思考はストップした。
「あ、あれ?出てた?犬と猫は別に・・・そ、それよか、何か気になる単語とか出てた?」
つくろう様ににゃははと笑うモモコにバカ?という視線を向けた後ホクガンは
「雪まつりって何だ」
「雪まつりはねぇ、寒い地域でやるイベントなんだけど。まず一番の目玉は大きな雪像。何十メートルの雪の塊を建築物とか人物とか動物、アニメのキャラクターとかとにかくチームの好きなテーマで形作ったのが雪像。えーと後は」
「モモコ、ユキガッセンとは?合戦の事か?冬に行う戦争か?」
「あ・・・いやいや。子供の遊びだから。チームに分かれて雪の玉を投げ合ってギブアップした方が負け~っていうシンプルな遊びだよ。でも最近は国際ルールもあるほど本格的なスポーツになってるって聞いた事あるよ。これはもちろん大人がするんだけど。」
モモコが言い終えるか言い終らないかの時ホクガンから
「これだな。」
「コレ?」
「総所中を使って雪まつりしようぜ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・規模おっき過ぎない?」
「また面倒な事を考えおって・・・。」
モモコが呆れガツクがうんざりしたような声を発した。
「絶対面白いって!そうだな・・・よし、チームは混成にしよう。軍部も奥もその他の部も皆ゴチャ混ぜにして、雪像作ったり雪合戦したりしようぜ。優勝チームには豪華な賞品をって。・・・ほら、レセプション中とかよ、中々いい雰囲気だっただろ?チームにして協力させりゃ軍部との関係も善くなるんじゃねぇか?」
あ・・・・
モモコはなるほどと思った。
軍部という世界は普通とはかなり違う環境にある。
それは、軍部に入りたてのまだ普通の神経を持った新米隊士達が皆、軍部施設に寝泊まりし、一日のほとんどを軍部施設で過ごし、過酷な任務をこなしたり、特殊な訓練を何日も続けたり超個性的な上官と接したりしている内に・・・・アラ不思議一年を待たずにして(世間では)奇怪な行動をする立派な変なヒトの出来上がりが見られるほど。
特に雷桜隊と霧藤隊にその傾向が多い。
比較的 (スタートラインで比べるのがこの二隊と言う時点でなんかな)まともな他の部隊だが、波桔梗隊のある男は守護にこだわるあまり、総所全体のセキュリティシステムを雑菌レベルで反応するほど高性能な機械を雪菫隊の隊士と共同開発したり、雨牡丹隊のある女性隊士は自分の飼っている猫が可愛くてたまらず猫について色々情報を漁ったり、勉強している内にペット界の覆面カリスマになるまでになったり、(アレ?まとも?)雪菫隊の男性隊士は恋人の誕生プレゼントに、痴漢どころか地下組織全体を殲滅できそうな超法規的痴漢撃退アイテムを送った。
ただ雷桜と霧藤よりは目立たないだけで充分ヘンな者もいる。
モモコが広報紙を発行するようになってまだ3回目だが確かな手応えを感じていた。
モモコは奥やその他の部にも取材に行って軍部にどうして欲しいか職員達に聞いて回った事があった。
その際、
「もっと普通に、常識の範囲で行動して欲しい。突発的に行動するのではなく理由があるならそう述べて断ってから行って欲しい。」
という声がほとんどであった。もっともな意見である。
だがしかーし、その普通ができない。
その理由がもう不運と言うかどうしようもないというか、彼らは自分達がちょっと(どころではないが)普通とは違う事は認識 (ここ大事)しているので公共の場所で普通であろうと意識し過ぎるあまり奇異な行動に走ってしまうという・・・・笑っていいのか同情して泣いてやればいいのか・・・・いや泣くのはないな。
とそんなワケでこれはもういっそ周囲に理解し慣れてもらうしかない。
ドン引きしたくなる気持ちはわかるがこんな奴なんだと、珍獣を見るかの如く生温い目で生温く見守って欲しい。
そのためにはチームで協力してお知り合いになるのはすごくいい案かも!ついでに仲良くなっちゃうかも!念願の雪合戦してみたい!
ホクガンはまだ引き攣れが残る顔でガツクに向かってニヤリと笑った。
それにガツクは顔を顰める。
モモコがその気になった時点でホクガンのイベントは成ったも同然。
モモコの話は聞くテンレイと割とホクガンのイベントには乗ってくるダイス。
そしてモモコに一番甘いガツクはモモコに頼まれたら絶対に嫌とは言うまい。
実質ホクガンの完全勝利であろう。
「モモコ・・・・その遊び・・・やりたいか?」
ガツクはダメモトで聞いてみた。
「えっ・・・う、うん。こういうイベントって結構距離縮めてくれそうだし、それに戦略的な事も必要だから軍部の皆が頼もしく見えると思うし・・・・ガツクさん・・・ダメ?」
モモコは小首を傾げて不安げに揺れる瞳でガツクを見上げた。
くっ・・・・・か、可愛い。
ガツクはたちまちモモコのお願いに降参した。
「ダ、ダメな訳ないだろう・・・・お前が望むのなら・・・俺は」
何でもしてやる。
ガツクはモモコの頬に手を伸ばした。が。
「いやー!ありがとうなガツク!お前が協力してくれるんなら成功間違いなしだぜ!一緒に頑張ろうな!」
モモコに伸ばした手だったがホクガンが横から掴まえ無理矢理握手する。
ガツクはわざとらしい笑顔を浮かべるホクガンをジロリと睨んだ。
「お前の為ではない。モモコの為でなかったら誰が協力などするものか。」
振り払う様にホクガンから手を外す。
「誰の為でもいいもんねー要は祭りが出来ればいいんだからよ。」
ホクガンは立ち上がると気合を入れる様に両手でガッツポーズを取った。
「よっしゃあああ!久々の祭りだぜぇ!楽しむぞぉ!」