<第二十五話>「氷川丸」触雷す
武器の密輸送を迫られる問題はあったものの、全体的に見て「氷川丸」は常と変わらぬ穏やかな航海を続けていた。
ボルネオ島のバリクパパンで数日を過ごした「氷川丸」は、次なる寄港地であるジャワ島のスラバヤを目指して十月二日に同地を出港した。
ボルネオ島とジャワ島は互いに目と鼻の先であるため、丸一日も走っていれば到着する。この辺りは波も静かで、船が大きく揺れることは滅多に無い。たまに荒れる事があっても、大圏航路の悪夢を知る彼女にとっては大した事はなかった。
翌日朝、「氷川丸」はジャワ島近海に到達。背中に朝日が昇る中、ジャワ海を西に進み、スラバヤ港に針路を取った。
スラバヤはジャワ島の北東にあり、海を挟んでマドゥラ島という島と向かい合っている。両島の間には小さな水道が走り、そこがスラバヤ港への玄関口となっている。しかし現在、ここは非常に危険な場所となっていた。
水道にはジャカルタやバリクパパンなど東南アジア各地へ向かう航路が通っており、船の往来が絶えない。しかし、それだけ多くの船舶が通航する道でありながら水道の幅は狭く、最狭部では数キロほどしかなかった。
幅の狭い水道は、機雷を敷設するには絶好の場所だ。スラバヤは様々な方面から船舶が寄港する東南アジアの主要港でもあるため、通商破壊にはもってこいの場所であった。
もちろん、米軍による通商破壊はスラバヤのみではなく、彼らは広範囲に渡って潜水艦を派遣して日本の補給線を攻撃させた。
潜水艦は港湾の入口や主要な水道に機雷を敷設し、また自らもたびたび行き交う商船を襲撃した。その活動は日本軍がガダルカナル島から撤退するといよいよ激しさを増し、昭和十八年度では、一年の間にタンカーだけで実に二三隻が失われた。当然ながら、犠牲となった商船の中には氷川丸の同僚である日本郵船の船も含まれていた。
そのような事情があるため、スラバヤに入港する船内には僅かながら緊張があった。とはいえ、それは精神の安定を乱すほどでもなく、兵士たちは日常の業務に勤しんだ。
起床ラッパと体操に始まる朝の日課を終え、朝食をとった後は各自の仕事に移る。上等看護兵曹に昇進し、外科病室の室長に任命された雄人は、部屋で書類の整理を行った。
昇進から約半年が経ち、雄人も室長の仕事に大分慣れてきていた。書類を片付ける速度も、初めの頃と比べてかなり速くなった。
書類の確認と必要事項の記入を終えた雄人は椅子を立って身体を大きく伸ばす。そのまま小休止のため甲板に出ようとした瞬間、突如として異変は起こった。
腹の底を震わせるような大音響と同時に、「氷川丸」の船体が激しく揺れる。扉の把手に手を掛けようとしていた雄人は、突然の衝撃によって床に叩きつけられた。
「ぐっ・・・一体、何が・・・」
呻きながら立ち上がった雄人は、次の瞬間、戦慄すべき一つの可能性に思い至った。
「まさか・・・魚雷!?」
魚雷という単語に、全身の肌が粟立つ。一瞬、最悪の想像が脳裏をよぎった雄人は部屋を飛び出し、彼女が普段使っている部屋に急いだ。
「氷川丸っ!」
部屋の前まで来た雄人は音を立てて戸を開ける。しかし、扉を開いた先に広がる空間に、氷川丸の姿は無かった。
「く・・・っ」
雄人の胸中に焦燥の念が広がる。
先程の振動の原因は分からないが、船に何らかの異常が発生した事は明らかだ。
船体の異常は、そのまま艦魂の身に反映される。船体が損傷すれば、艦魂も同様に傷つく。もし、先程の衝撃の原因が魚雷であったとしたら、艦魂である氷川丸が受ける傷も相応の深さとなる。場合によっては、彼女の命すら危ない。
不吉な想像が次々と心に浮かび上がる。それを打ち消すためにも、一刻も早く彼女の無事を確認したかったが、彼には他にもやるべき事があった。
看護兵の仕事は、傷病者を看護し、無事に退院させることだ。常に患者の生命を最優先に考え、危急の事態が起こった際には彼らの身の安全を確保する義務を負う。室長である雄人は生命を預かる患者の数も多く、それに加えて自らの部下のことも考えなくてはならない。いくら心配であっても、氷川丸のことだけを考えるわけにはいかない。
渦巻く不安を心の奥へと強引に押しやり、雄人は病室へと向かう。しかし、上甲板のあるBデッキから下層に続く階段を下りようとしたところで彼の足は止められた。
「どけっ、邪魔だ!」
階段に足を掛けようとした雄人を、一人の患者が押し退けていく。続けて雄人が目にしたのは、怒濤のように階段を駆け上がる患者の群だった。
瀧を昇る鯉の如く、我先にと甲板を目指す患者たち。恐慌状態に陥った彼らを止めることは、雄人一人ではとてもできない。逆に、その波に流される形で甲板に押し出される。
デッキの上は、既に大勢の患者で溢れていた。爆発音に驚いて飛んできたのだろう、ほとんどの患者は救命胴衣すら着用していなかった。
集まった患者は皆、恐怖の色を浮かべながら互いに顔を見合わせている。今すぐに沈没する気配は無かったが、そのうちに船が傾きだすのではないかといった不安が誰しもの胸にあった。
病室に向かう事が難しいと悟った雄人は、他の看護兵と共に甲板を巡回し、患者の様子を見て回る。甲板上でパニックを起こした場合、誤って海に転落する可能性もある。そのような事故を防ぐため、患者の不安を和らげてやるのも看護兵の仕事である。
患者たちに声をかけながら、雄人は甲板を歩いて回る。そんな中、雄人は足下の血痕に気がついた。
チーク材を敷き詰めた「氷川丸」の甲板。そこに、点々と続く血痕があった。鮮やかな赤色をした点の列は、甲板の木材と明瞭な色の対比を演出し、そこに一筋の道を現出させていた。
血痕を認めた雄人は、急いでそれを追う。先程の爆発によって患者が怪我をしたのならば、早急に手当をしないといけない。
しかし、血痕を辿っていった雄人が目にしたのは、予想とは異なるものだった。
「氷川丸っ!?」
船首に設けられた一番ハッチ。その壁面にもたれるようにして、一人の少女が座り込んでいた。彼女の足下には雄人が辿ってきた血痕があり、包帯の巻かれた脇腹の傷口は、船体の赤十字よりも濃い紅に染まっていた。
雄人は氷川丸の下に駆け寄り、声をかける。
「氷川丸!」
「雄人さん・・・」
傷口を押さえ、荒い息をしていた氷川丸は、雄人の声を聞いて顔を上げた。
「大丈夫?」
雄人の問いに、氷川丸は頷く。
「はい・・・。船尾に機雷が触れましたが、被害は大きくないです。出血も、もう止まりました」
「よかった・・・」
氷川丸の答えを聞いて、雄人は安堵の息をこぼす。彼女の言うように傷口からの出血は既に止んでおり、大事は無いと思われた。
「とりあえず、部屋まで行こう。僕が運ぶよ」
そう言って雄人が抱き上げようとすると、氷川丸は慌てて首を横に振った。
「へ、平気ですっ。自分で歩けます」
雄人の手を借りずに立ち上がる氷川丸だが、急いで立ったために、塞がりかけた傷口が再び開いてしまった。
「うっ・・・!」
鋭い痛みに堪えられず、氷川丸は姿勢を崩す。転倒しかける彼女を、雄人が危うく抱き止める。
「ほら。血は止まっても、怪我してるんだから。無理したら駄目だ」
「・・・すみません」
若干、強めの口調で言われ、氷川丸はしゅんとなる。そんな彼女の仕草に微笑みつつ、雄人は彼女の頭を撫でる。
「しっかり者なのは良いけど、何でも一人でやろうとしないこと。人に頼ることもしないと」
「でも・・・」
「それとも、僕なんかじゃ頼りない?」
「そんな事ないです!」
大声で言った氷川丸は、直後、その事に気づいて赤くなる。それをまた微笑ましく思いながら、雄人は言葉を返す。
「それなら、今は人に頼るべき時だ」
言って、雄人は氷川丸の背中と膝の裏に手を入れ、ひょいと持ち上げる。一方、いきなり抱き抱えられた氷川丸は明らかな狼狽を浮かべた。
「ちょ・・・ゆ、雄人さん・・・!? いきなり何を――」
「氷川丸は怪我してるから。僕が部屋まで運んであげるよ」
「そ、そうじゃなくて・・・この抱き方は、その・・・」
――お姫様抱っこ、じゃないですか――
喉まで上がった自分の言葉に、氷川丸は赤面する。それを口に出す事は到底できず、氷川丸は雄人の顔を間近に見ながらもごもごと口ごもる。
雄人もこの抱き方の事は知っているはずだが、今は氷川丸を助ける事で頭が一杯なのか、気づく様子はない。そんな彼が少しばかり恨めしかったが、彼の温もりを肌で感じられるのは嬉しかった。
患者の間を縫って歩き、雄人は氷川丸の部屋に向かう。途中、何人かの患者が見えない相手を抱える彼を奇異の目で見たが、本人は意に介さなかった。
部屋に着いた雄人は、氷川丸をベッドに寝かせようとする。それを、お姫様抱っこされた氷川丸がとどめる。
「あ、待って下さい。包帯を取り替えたいので、横にはしないで下さい」
「分かった」
頷き、雄人は氷川丸をベッドに腰掛けさせる。
「ありがとうございます、雄人さん」
「どういたしまして」
笑顔でお礼を言う氷川丸に、雄人も微笑を返す。
「包帯、持ってこようか?」
「いえ。大丈夫です」
雄人の申し出を辞退した氷川丸は、艦魂の力を使って包帯を取り出す。それを見た雄人は、後ろを向いて視線を外す。
「・・・・・・」
包帯を手にした氷川丸は、早速取り替えようとして、ふと手を止める。そして、真新しい包帯と、自分に背を向ける雄人を交互に見やる。
「雄人さん」
「なに?」
氷川丸の呼びかけに、雄人は声だけで返事をする。その背中に、氷川丸は声を投げる。
「包帯、取り替えてくれませんか?」
「えっ?」
思わぬ言葉に雄人は驚いて振り向きかけるが、どうにかそれを止める。その様子を見て、氷川丸はくすくすと笑う。
「平気ですよ。服は脱いでませんから」
氷川丸が言うと、雄人はようやく顔を向けた。
「雄人さん。私の包帯を取り替えて下さい」
「えっと・・・」
氷川丸の頼みに、雄人は戸惑った様子で言い澱む。もちろん、理由は氷川丸も分かっている。でも、だからこそ、少し困らせてみらくなる。
「人に頼ることもしないと、と言ったのは、雄人さんですよ?」
「・・・・・・」
氷川丸が言うと、雄人は観念したように溜息をつく。雄人の気遣いを無駄にしてしまった事に内心で謝りつつ、氷川丸は包帯を手渡す。同時に、消毒薬などを新たに出現させる。
「・・・じゃあ、外すよ」
「はい」
躊躇いがちに確認する雄人に、氷川丸が頷く。手を付ける瞬間こそ躊躇を見せた雄人だが、動き始めれば流石に早い。包帯の結び目を素早く解き、服の上から応急的に巻かれた包帯を手際良く外していく。
包帯が完全に取れたのを確認した氷川丸は、上衣のボタンを外して裾を持ち上げる。血によって赤く染まったナース服の下から、きめの細かい氷川丸の肌が現れる。そこに、鋭利な刃物で切ったような傷が走っていた。
氷川丸が服を捲る瞬間、思わず顔を赤くした雄人だが、絹のような肌に刻まれた痛ましい裂傷を見て、眉を寄せる。命に危険を及ぼす深さではないが、大の大人でも声を上げずにはいられない傷だ。まして、年端もいかぬ少女ともなれば、どれ程の苦痛だったろうか。
「ドキドキしますか?」
「なっ・・・」
不意に上から降ってきた声に、雄人は言葉を詰まらせる。見上げると、氷川丸が悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
「雄人さんも、男の子ですね」
「・・・っ」
氷川丸の言葉に、雄人は耳まで赤くする。
「冗談です。ちょっとからかってみたかっただけです」
「まったく・・・氷川丸?」
咎める調子で言いながら、雄人は消毒液を浸したガーゼを傷口にあてる。寸前まで雄人をからかって遊んでいた氷川丸は、傷口の沁みに顔をしかめた。
「痛っ・・・」
「そういった話で人をからかわないこと。いい?」
「はい」
叱られたにも関わらず、氷川丸はどことなく微笑んでいる。内心で嘆息する雄人は、そこで、彼女の傷を目にした時に感じた悲痛な気持ちが流されている事に気づく。
「(わざと僕をからかって、気を紛らわせてくれた・・・?)」
氷川丸を見つめ、雄人は考える。そんな彼に、氷川丸が微笑を向ける。
「どうしました? 雄人さん」
「・・・いや。何でもない」
思考を中断し、雄人は首を振る。恐らく、聞いても氷川丸は答えてくれないし、尋ねること自体が野暮というものだ。雄人は手当に意識を戻し、新しい包帯を氷川丸の腹部に巻く。
肌に触れるたび、彼女の温もりが手の平を通じて届く。柔らかく、温かな感触は、雄人の鼓動を常より僅かに高鳴らせた。
「・・・雄人さん」
「なに、氷川丸?」
包帯を結びながら、雄人が返す。しかし、氷川丸からの返事は無い。
「・・・?」
雄人が不審に思って顔を上げると、いつの間にか氷川丸の顔が目の前にあった。それに驚く間も無く、頬に彼女の唇が触れる。
「なっ・・・!?」
「私からのお礼です」
突然の事態に赤面する雄人に、氷川丸が言う。
「ふふっ。雄人さんったら、顔が真っ赤です。もしかして、こういうのは初めてでしたか?」
図星を指され、雄人は黙り込む。
「欧米では、結構ポピュラーなんですけどね。挨拶代わりにすることも多いですよ」
「・・・そう言う割に、氷川丸も顔が赤いけど?」
「ええ。私も、実際にやったのは初めてでしたから」
さらりと答える氷川丸。反撃しようと思って指摘した雄人だが、こう返されると仕方が無い。
「・・・ほら。包帯巻き終わったよ」
話題を逸らすように言い、氷川丸の背を軽く叩く。立ち上がって身体を背けた雄人の後ろで、氷川丸は血で汚れた服を着替える。
「いいですよ」
雄人が振り返ると、氷川丸は元通り、純白のナース服に身を包んでいた。傷口の包帯は服の下に隠れているため、一見すると怪我などしていないように見える。
「雄人さん。ありがとうございます。助かりました」
「どういたしまして」
返事をした雄人は、深く息をついて椅子に座った。
「良かった・・・氷川丸の怪我が酷くなくて」
「私たち姉妹の船体は、大圏航路の荒波に耐えられるように、他の貨客船よりも頑丈に造られているんです。機雷の一つや二つでは、びくともしませんよ」
胸を張って答える氷川丸。確かに、彼女の船体が他の航路の客船と比べて丈夫なのは事実であるが、だからといって機雷に触れても無事で済むわけではない。今回、被害が少なかったのは、運の良さも多分に含まれている。無論、氷川丸もそれは理解しているが、今は雄人に無用な気遣いをさせたくはなかった。
「私はもう大丈夫ですから、雄人さんは仕事に戻って下さい。甲板の患者さんたちを病室まで送ってあげないと」
「そうだね。じゃあ、また後で」
部屋を出た雄人は、甲板に戻って患者の誘導に加わる。既に船長から船に危急の事態は無い事が知らされており、平静を取り戻した患者の多くは病室に帰っていた。雄人は、無我夢中で甲板まで上がったものの病室に戻れない重症者の搬送を行った。
触雷後も船足を止める事の無かった「氷川丸」は、そのまま無事にスラバヤに入港。そこで改めて船体の具合を確認したが、左舷船尾の破孔から船倉に若干の浸水が生じた程度であり、航行には全く支障は無かった。
スラバヤに一週間ほど停泊した「氷川丸」は十月十日に同地を出港。触雷の傷など物ともせずに順調な航海を続けた「氷川丸」は、シンガポールや台湾を経由し、三一日に佐世保に到着して二度目の都巡りを終えたのだった。
作者「前回、更新ペースを上げたいなどと言っておきながら、結局いつもと変わらぬ状態になってしまいました。毎度ながら、遅い更新ですみません」
青葉「ていうか、これ、完結させられるの?」
作者「その点は大丈夫。月一でも絶対に続けるから」
氷川丸「決して速いペースではありませんが……読者の皆さんには、どうかよろしくお願いします」
作者「さて、今回は『氷川丸』が触雷する話でしたが、後書きで少し解説をしたいと思います」
青葉「解説って、どの辺を?」
作者「最後の方で、『氷川丸』は大圏航路用に頑丈に造られている、という話を氷川丸がしていましたが、それがどの程度か具体的に説明しようと思います」
青葉「なるほど」
作者「貨客船『氷川丸』の船体構造上の特徴は以下の通りです」
1…頑丈な船体構造
冬季の北太平洋の厳しい自然環境に対応するため、二重底を採用。外板の厚さも、通常の船が11ミリ程度であるところを15ミリとして強度を上げている。外板は、一枚ずつ肋骨にリベットで張り付けている。窓の大きさも他船と比べて小さい。
2…国際基準を先取りした安全対策
船体を6つの水密区画で区切り、浸水時の被害を極限するようにしている。なお、この水密区画構造は1929年に締結され、33年に発行したSOLAS条約にも適合している。「氷川丸」の竣工は1930年であるため、国際基準を先取りしていたといえる。
3…高出力のディーゼルエンジン
燃費と馬力を両立させるため、当時開発されたばかりの大型ディーゼル機関を採用。このエンジンはダブルアクティング方式と呼ばれる機構で、ピストンの上下の燃焼室で爆発を起こし、通常の2倍の出力を得る事ができる。郵船はデンマークのメーカーまで社員を送り、技術を学ばせた。
作者「以上の三点が、『氷川丸』の特徴です。三つ目は船体の強度とは関係ありませんが、『氷川丸』の特徴の一つなので挙げておきました」
青葉「氷川丸って確か、『軍艦氷川』とか呼ばれてたけど、マナーだけじゃなくて船自体も軍艦並みだったんだね」
氷川丸「それだけ、冬の北太平洋航路は荒れてたって事よ。これだけ頑丈に造っても、損傷する時はあったんだから」
青葉「うひゃあ……。客船も楽じゃないねぇ……」
作者「他の航路の客船は、これ程ではなかったけどね。……じゃあ、そろそろ終わりにしようか」
青葉「今年最後の更新だもんね。ばっちり決めないと」
作者「そうだね。この作品を読んでくれている読者の皆様に、心よりの感謝を。本年中はありがとうございました。来年もよろしくお願いします」
青葉「意見・感想も募集中!」
氷川丸「それでは皆さん、よいお年を」