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耽美奇譚

逃げられると思っていたの?

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

堕ちる時ってあっという間なんですよ。

人間誰しも『衝動』というものが存在する。其れはある時突発的に起こる様に思われるかも知れないが、意外とそういう訳では無いのである。きちんと物事に伏線が存在し、其れが引金となって暴発する。


事の発端は私が禁欲を課した事からだった。依存とも取れる程のめり込んだ行為があった。其れがないと生きていけないと思われる程夢中になった。でもだからこそ封じる事にした。

極力その行為に関する事を目に入れ無いように心がけ、その行為が浮かんだら半強制的に別の事を考え打ち消した。全てを自らの手で蹂躙し、打ち消した。

そうしたら当たり前に平穏無事な毎日が訪れた。何の刺激もない、荒立つ事の無い日々。退屈だけれど、其れがとても平和だった。

私はその平穏無事な世界に依存する様になった。隙あらばその事ばかりを脳に浮かべ、鎬を削る様に高みを目指した。けれどもだからこそ、油断したとも言えるのだ。

ある時何でもない顔で作業を続けていた時に、今の行為が苦行の様に感じられる事があった。平穏無事で何の変哲もない毎日。足を踏み外す事の無い毎日。幸せで、幸せな……退屈な日々。

そこでふと脳内に浮かんだのは自ら禁忌として閉ざした、あの行為だった。

私は目を閉ざす。思い返してはいけない。あれにまた心を渡す訳にはいかない。目を向けたらまた、引き摺り込まれる。それでも長らくの平穏、退屈、それらに慣らされた私の精神は意図も容易く耳を傾けてしまう。

――何で抗うのさ。身を任せた方が気持ちが良いのに。

その声に耳を塞いで縮こまる。頼むから黙ってくれ。何処かへ消えてくれ。その思いも虚しく、私を嘲る様に言葉を紡ぐ。

――今までの反動分、跳ね返ったらずっと忘れられないよ? 目も、耳も、心臓も、腹の奥深くまで、長く長く燻り続けるよ? どうしてそんな気持ちの良い行為に背を向けるの? それとも焦らされるのがお好み?

私は歯噛みをする。そうして声の鳴る方へ僅かに心を傾けた。少し見るだけなら大丈夫だろう。少し耳を傾けるだけなら大丈夫だろう。少し、少し、少し、少し少し少し少し少し少し!!

「やっと堕ちてくれた」

其れが全ての崩壊の合図だった。


全てが終わった後、私は自分の弱さに打ちひしがれ、そっぽを向いていた。彼は其れを見て、歌う様に私に問い掛ける。

「何で後悔しているの? 後悔するところなんて無いじゃないか」

彼は私に反し、非常に上機嫌だった。そりゃそうだろう。私との賭けに勝ったようなものなのだから。彼は落魄れた私を背に、嘲る様な声を向ける。

「逃げられると思っていたの?」

何か突然『耽美奇譚』書き始めたなー。

一日に三つとか。今まで更新無かったのに。


これが発作です。衝動です。


突然始まったと思われていそうですが、前兆はあったんですよ。

その度に脳みそ焼かれて、目を閉ざして逃げて来ただけなんですよ。

一度崩れると治まるまで手を染めてしまうから。


皆様、発作とか衝動って、突発的に起こりそうって思ってません? その前に予兆が先に来ます。

小さな揺れです。取るに足らないものです。直ぐに目を閉ざせば逃げられるものです。


でもね、少し魔が差して、油断して『これくらいなら良いよね?』とか思って心を向けてしまうと、取って食われるんですよ。もう戻って来れないんですよ。

もっと上が見たくなるから。


もう皆そう!! 全ての悪事の元凶ってそう!!

そうして悪事の元凶って、人を掌の上で転がして、弄んで、悦に浸るんですよ。


まだ狂ってる? と問われたら、まだきっと狂ってます。

治まった? と聞かれれば、まだ治まってません。

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