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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
99/113

世界の果て

 何処に歩いて行こうって


 星の果てに行きたいと


 言うわけでもないんだよ


 世界ってものが存在して


 そこで定義づけられるものを


 自分だなんて認識している


 それも一つの見え方だとして


 自分の在り方を他人の定規に


 当てはめる派随分危険だよ


 だってあいつらは


 何もわかっちゃいない


 伝達物質に踊らされる


 殻に収まった雛なんだ


 出て来れないまんま


 出て行かないまんま


 世界ってものに


 食べられたんだってさ


 雪が綺麗な日は


 空が澄んでいると言うけど


 天空からラッパの音が聞こえたら


 終わりが来るんだってさ


 賑やかな大行進は


 天国まで続くだろうけど


 斑の笛吹が連れて行った


 子供達みたいなもんさ


 二つに分かれていた山が閉じて


 食べられたんだってさ


 何一つ 定型的ではないだろう


 全部は伝聞で 朧げな姿をしている


 月は形を失いながら


 白い影を投げている


 形の変わるものは嫌いだって


 ほら


 それも誰かの主観だ


 君の主観は何処に置いてきて


 本当の客観を何処に求める?


 誰かの言う事なんて


 嘘を含めて忘れてしまうんだ


 僕個人としては


 それを常とするだけ

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