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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
92/120

御飯の音も

 てしてしチャカチャカ


 心地好い音を立てて


 ご飯ぢゃわんにチョップスティック


 夏の暑うい日の事です


 焼いたサバは薫り高く


 野菜の小鉢は上出来です


 何てったって沢庵は


 黄色くて甘じょっぱいので


 刻んで白いお米にかけると


 さも見栄えが居たしました


 ミソスープに関しては


 アサリの出汁が利いていて


 何とも上出来な物でした


 おうちの隅っこで餌を待つ


 ポチ犬は


 今日はきっと魚の骨が食べられると


 うきうきワクワクとしていました


 美味しい思いをするために


 ポチ犬は待っておりました


 ヒトタチは自分の食事を終えた後


 ポチ犬に猫まんまを与えました


「何だって 猫のまんまと言うのだろう」


 犬が食べたら犬まんまではないのだろうか


 とポチ犬は思っておりましたが


 犬まんまと言うと何となく


 犬を食べる気がするのですよ


 食べるのは好きだけど


 食べられたくないポチ犬は


 度外に疑問など口にもせず


 白米にお味噌汁をかけた


 その食事を得るのです


 ああ 今日も平和なこった

 

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