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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
90/120

秘密集会2

 熊熊会の陰謀が

 ニュースに成りました


 じゃぶじゃぶ党を

 麒麟国から追い出すために

 他の四党が結託して

 熊熊会と悪だくみをしたと言うのです


 だけどその悪だくみは

 事前にじゃぶじゃぶ党に知られてしまい

 熊熊会と残りの四党は

 法的に解散を命じられ

 余罪を追及されました

 ですが

 間抜けな獅子党だけは

 じゃぶじゃぶ党の新井球磨(あらいくま)氏が許したので

 追及を免れました


 そこまでの事件をニュースペーパーで読んで

 ニャーロック氏はある者を訪ねる事にしました

 犬柱家の長男

 狼犬の(さち)公をです


 幸公は

 狼犬らしい青い目と 銀の毛を持っていました

 ニャーロック氏は彼にこう聞いたのです

「どうにもじゃぶじゃぶ党は

 随分嫌われているようですね」

「然様ですな」と幸公は言います

 ニャーロック氏は続けます

「ですが 麒麟国の選挙では多大な人気を得ている」

「それも 然様な物で」

 のらりくらりとはぐらかそうとする幸公に

 ニャーロック氏は言いました

「熊熊会の者は 外来の者がお嫌いでは無かったのでしょうか?」

 そうすると

 幸公の目つきが変わりました

 ですが幸公は言いました

「それは熊熊会の者に聞かねば 分からないでしょうね」

「それは確かに それでは私は熊熊会のほうへ……」

 そう言ってニャーロックが席をはずそうとすると

「お待ちなさい」と 幸公は呼び止めました

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