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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
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血統値

 天秤の片方に羽が乗せられていて

 この羽より軽い心臓を差し出せと

 アヌビスは言うらしい


 それは血抜きをして

 完全に乾かして

 薄ぺったく丸まった

 肉だったものの事だろうか


 罪が無い者だけが再生して

 新しい世界で生きると言う神話は

 人間の価値の基準と言う

 右へ左へ流れるものに任されている


 魂の穢れを取り除こうと

 厳重な規則を持つ者達は

 ちょっとイライラしがちだ


 だけど規則を持たぬ者達も

 貪欲になりがちだ


 どちらにしても過剰を求めず

 丁度良いくらいで良いのにね


 さっきの一杯が美味しかったから

 もう一杯飲みたいと

 思うから体に悪いのさ


 すやすや眠れる日は


 朝まで目が冷めなければ良いのに

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