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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
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古典の片端

それが何かは分からないから

バイオリン弾いてる猫の背中に


ジッパーを見つけたのですが


開けてみようかどうしようか


なんとも困っているのです


その中に居るのが誰しもが


思う「小さな人」なのか


それがどうにも危ぶまれる


人と言うには小さすぎ


小人と言うには大きすぎ


もしやジッパーだと思う


縫い目なのかもしれぬので


黙っておこうと思います


だってこんなに上等な


駆け回るようなバイオリン


今度はいつの日聞けるのか


分からないのであるのだから


突き止める必要など


無い真実は山のよう


クラシックの片端に


ジッパーのついた猫を置こう

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