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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
78/111

十中八九

 ほとんどが

 ほとんど無いの

 なんであれ

 八割九割

 当ては外れる


 恋歌謡う人の声

 随分 素直なものなのだが

 実像含まず 形だけ

 そんな空虚なカプセルは

 どうにもお気に召さぬようだ


 水と一緒に飲み込んでも

 何の味もしないもの


 ビル影が斜めによぎって行く

 あの河に影が落ちたら夕暮れ

 空を舞っている鴉の群れも

 寝床へ向けて飛び立った


 今日はもう聴こえないの

 今日はもう聴こえないの


 またね明日ね さようなら


 そう言いながら濡れ羽色に光って

 鴉の翼は鳴くのだもの


 伸びて行く日の中に溶けて行くから


 ゆらり 影を揺らした

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