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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
75/111

ドライブスルー

 特に記憶にない日の事だ

 天気は手ひどく晴れていた

 昨日の夕焼けは間違いなく

 何もせずにいる事も

 罪と思われ無くもない


 耳を千切らす金切り音

 細かな硝子を吹き飛ばし

 何でもないよに着地した


 飛行物体の彼は言う

 ハンバーガーをセットでと

 サイドメニューは何にしますか?

 ハッシュドポテトと頼んでから

 五百円を支払って

 二十円と紙袋

 受け取ってまた去って行く


 耳を千切らす金切り音


 常連客が顔を出し

 何かの事故かと問い質す

 いいえ いつもの方の事

 そう言う合間に

 硝子は直り

 また心地よ好い午後の日を

 燦燦と照り付けているのでした


 災難と言えば

 そう言えば

 テーブル席に居た数名の

 お客の姿が見えませぬ

 どうしようもなく連れ去られたと

 気づいても特に打つ手も無し

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