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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
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To Heaven

片道切符じゃ戻れない

指を引かれて途中下車


天国までは遠いから


アルタイルにて途中下車


雲の上にあると言う事を


聞いてはいたのだけれども


どうも退屈な旅なのは


間違いのない事なんだ


せめて車窓の景色でも


変われば少しは楽だけど


何処へ行っても星屑だ


不平不満があるようなら


天国に逝くのは難しい


地獄だったら楽だった?


そう聞いてみてもお嬢さん


地獄も種類があるんだよ


何処に落ちるか決めるには


役所に届けなくてはね


くるくる目玉の大きさが


変わる奴等とお話を


千五百時間分はしないとね


地獄に行けやしないのさ


どちらにしても退屈だ


ほぅら 次の列車が来たよ


天国までは残る所


千百二十八時間の


列車の旅を続けなきゃ


慣れる頃には天国に


辿り着いても居るだろう


生憎極楽浄土とは


言えない場所と言うけどね

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