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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
68/111

記述

犬柱艶子(いぬばしらあやこ)の著述

 先日のとっても小さな


 クーデターの事でございます


 とりしらべを受けた者の中に


 狼犬のポチ公と言う者が居りました


 ポチ公は忠犬で有名な


 犬柱家の三男坊です


 犬柱家が何に忠実なのか


 それは法律と国家に対してです


 麒麟国の王に対して


 とてつもない忠誠心を持って居ます


 そして犬柱家の狼犬達は


 じゃぶじゃぶ党を


 よく思って居ませんでした


 外来から来た者なのに


 外来から取り寄せた木々から


 外来種の果物を栽培して


 麒麟国の人気者になった


 じゃぶじゃぶ党がどうにも


 どうにもどうしても


 腹に据えかねていたそうです


 そしてポチ公ははっきりとした声で


「くすねた党の犯罪に関与しました」


 と答えたのです


 そしてから


「犬柱家は全く関係ありません」


「私の一存で行なった事です」


「私が忠誠を誓った かつての麒麟国」


「それを再建するためには」


「新居球磨氏は邪魔だったのです」


 そう淡々と繋げました


 そう言うわけで


 犬柱ポチ公氏は


 審議に掛けられることになりました


 犬柱ポチ公氏は


 私には懲役ではなく極刑を!


 と求めているそうです


 何ともきな臭い


 そして胡散臭い事件の始まりでした

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