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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
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爪の伸びた日

化物になる日

瞳が赤くなり牙を備えて

爪は鋭く伸びきりました


噛みつく準備をしています


棺の中のヴァンパイアは

創造力を掻き立てますが


どれも血を啜る所は

誰も見なかったと言います


棺の内側に溜まる血が

誰のものであるのかまで


分からなかった時代ですもの


それに恐ろしいのは

活きてる人間の細菌より

死んだ人間の幻覚ですもの


一度死んだ者には

二度目の詩を与えよと

心臓に杭を打てと

言い出してはばからない


あまり美的な話ではないが


ヴァンパイアと言うものは

不完全に腐敗した

亡骸の事を言うと言う


だけど実際変わってみて

分かるんだ

すぐに見つかる所には

埋葬しないだろうと


魔女は女王様だった

吸血鬼は王様だった

それによって分る事は


爪が伸びた時に

生きることを決めたのだろう


闇の世界の者として

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