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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
53/94

粉々

刎ねてしまえ

クイーンは城の中で


豪奢な羽を飾ってるよ


ハープ引きは彼女のために


最大級の賛辞の歌を送るんだ


そしたらクイーンは


指を刎ねるように命令した


着飾った踊り子が寄り添って


彼女の前で祝福を舞うの


そしたらクイーンは


足を刎ねるように命令した


小さな道化がベルを飾った服を着て


楽しい逸話を下らない言葉で


たくさん唱えたその結果


クイーンはこう命令したのさ


「下らない戯言が二度と言えないように」


舌を切ってしまえって


刑が執行される時


クイーンはちょっと笑うんだ



ある日の事だ


城を攻めて来た隣国の


王子様はクイーンを見て言ったんだ


「首を刎ねてしまえ」って


世界有数の美女と言うから


国を滅ぼしてまで奪いに来たのに


すっかり枯れていたんだもの

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