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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
49/120

マイルドクリスマス

そう言う日和

 大気の底はひっそりと


 零度に近づく宵の事


 死にゆく月は赤いのね


 コウモリのレディは


 そう言って果実を得に



 風邪薬を忘れたせいで


 喉の奥に異物感


 カサカサに乾いて


 摩耗してく声帯


 力の入らない手に


 不思議と危機感


 焼け焦げる焦燥


 空っぽになった硝子瓶



 ずっと沈んで行く感覚


 まどろむように砂上


 ざらざらしてて不快なのに


 酷く熱の満ちた空気



 黒猫がたたらを踏みながら


 ちょっとしたダンスのステップを


 それは今日がね


 不思議な夜だって言われてる


 奇跡の起こる


 不思議な夜だって言われてる


 だからなんだって


 なんだって良いんだ

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