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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
48/116

シトラス

一番好きな香り

 爪の先に滲む薄靄


 澄んだ青が透明でも


 綺麗と言うには


 少し苦すぎる


 白いカーテンを


 真昼が灰色に染めて行く


 例えば僕が明日


 居なくなってもそんなに


 違いはないんだなんて


 誰の目線で笑ってたんだ


 生きて息をして


 此処に一つ意識があって


 別の者と見なす誰を


 誰か達を


 その目があるのは


 外側から見ている


 誰かの事なんて


 存外 気にしなくて良いものだと


 僕はようやく


 笑えるようになった


 個と言う心が


 一つ此処にいる


 繰り返しのようだけど


 それが生きると言う事で

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