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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
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犬夢

わんわんわわん

 詩を書く方法を覚えた

 それは長い旅路であった


 考えれば頭を

 より正確に使う事だった


 感性とか繊細さとかは

 後に付与される物で


 なんであれ語列と

 語幹と心象が

 真っ直ぐ通っていれば良いと


 それはあたかも

 夢を見せる方法は

 感覚だけでは捉えられぬと

 先人達が口を酸っぱく

 言って来なかったことが

 明白になったわけではあるが


 夢を見る方法を知らんのに

 夢のようなものを書けと

 興味はないがコイバナを

 ポエティックでリリカルに

 やっつけてしまえと

 無謀なことを挑まれていたものだ


 犬は夢を見る

 寝ぼけてワンと言う

 夢の中で見たお友達に

 遊ぼうよと声をかける

 その途端 目が覚める

 非常に悲しい気分になる

 ワンと鳴いたから

 お友達は逃げちゃったんだと

 非常に悲しい気分になる


 ならば咆えねば良かったのか


 犬は座敷で考える

 みかんが熟して薫ってる

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