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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
39/118

たまご

固ゆで十分間

 コロコロと茹で上がる

 鍋の中の卵

 温度差を作るのが

 殻をはがすコツ


 塩を一つまみ

 沸点を測る

 直前まで冷蔵庫

 流水をかけて

 

 カチカチ砕き割る


 卵の気持ちはわからぬが

 ぺろりと殻が剥がれたら

 ご機嫌なのだとしておくの


 機嫌の良い卵達に 

 塩をかけて頬張ると

 固ゆでを期待していたが

 生憎温泉だったりする


 ハードでボイルドな卵と

 パンと牛乳は

 犬の餌だそうだ


 何とも贅沢な話である


 そう言う人は鮭の切り身と

 ご飯とみそ汁を用意して

 漬物は二種類ほど用意して

 お茶を傍らに

 ガツガツと米を食らうのだろう


 一部の人にとっては

 朝から小料理屋に行くことになる


 何とも贅沢な話である


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