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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
20/82

朝顔咲いた日雨模様

翼竜はきっと鳴かない

 朝霧薫る空は柘榴石


 咲かぬ花達どの手の中で


 画廊の所蔵を眺めて権化


 温度を測る事も無い


 細雪ともあれば幸いな


 生きる言葉 死する言葉


 唯ならぬ雑言の渦中にある


 氷雨の刃は切りつけるだけ


 温かく思えば其処には坩堝


 目隠し引かれて歩むは何処


 もう幾年の僅かに成れば


 因って埋もれる花々の園


 浮かんだ雲は理想的だと


 隘路の先は野の春なのか


 さざめく小枝が空気に泳ぐ


 外光斜めに揺れてる真昼だ


 音階は奇妙な不規律を以て


 探して居るのは鏡ではなく


 異質な業となり得るもの


 辿って付いた砂原にある


 翼竜のサナギの目覚める時

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