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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
19/82

送迎者

やがて小さな白い部屋で

 天使が空から舞って来たら


 僕は手を伸ばしてしまうだろうか


 焦がれるばかりの心から


 抜け出してみたはずだったのに


 僕はどうしてもこの場所に


 戻ってきてしまうんだ


 世界が変わった日を覚えてる


 天使の声が降り注いで


 僕の世界が光り出した


 なんにもなかった僕の中に


 明るい園が見えたんだ


 そこで小さな子供に戻って


 二人で作った花冠を


 被って微笑み合えたらなって


 なんにも要らないわけじゃない


 暖かくて 雲が浮いてて


 空が青くて シロツメクサと


 四葉のクローバーが咲いている


 小さな園が必要なんだ


 僕はそこで子供に戻って


 君が来るのを待っている


 天使がくるりと舞っている


 笑った顔がそっくりなのは


 僕もおんなじだったんだ


 暖かさはいつしか


 僕を忘れさせてしまうのか


 温かさはいつしか


 君を忘れさせてしまうのか


 たとえ言葉を失っても


 僕は小さな園に居よう


 青い空と白い雲と


 白い草花の咲く


 緑の園で待って居よう


 この幻想を抱える事を


 許された僕はきっと君から…

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