表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
19/120

送迎者

やがて小さな白い部屋で

 天使が空から舞って来たら


 僕は手を伸ばしてしまうだろうか


 焦がれるばかりの心から


 抜け出してみたはずだったのに


 僕はどうしてもこの場所に


 戻ってきてしまうんだ


 世界が変わった日を覚えてる


 天使の声が降り注いで


 僕の世界が光り出した


 なんにもなかった僕の中に


 明るい園が見えたんだ


 そこで小さな子供に戻って


 二人で作った花冠を


 被って微笑み合えたらなって


 なんにも要らないわけじゃない


 暖かくて 雲が浮いてて


 空が青くて シロツメクサと


 四葉のクローバーが咲いている


 小さな園が必要なんだ


 僕はそこで子供に戻って


 君が来るのを待っている


 天使がくるりと舞っている


 笑った顔がそっくりなのは


 僕もおんなじだったんだ


 暖かさはいつしか


 僕を忘れさせてしまうのか


 温かさはいつしか


 君を忘れさせてしまうのか


 たとえ言葉を失っても


 僕は小さな園に居よう


 青い空と白い雲と


 白い草花の咲く


 緑の園で待って居よう


 この幻想を抱える事を


 許された僕はきっと君から…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ