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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
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紅い月

天国は楽園じゃない

 闇夜の縁にルビーを飾って

 銀細工ギラギラ

 金細工ピカピカ


 摩天楼を買おうかって

 王様が言ってる


 天空舞い上がる白龍の吐息

 其れにしか換えられない物

 そんなものを探して

 海賊達は海に出たさ


 戻り雪を降らせる

 淑女の歌に喝采を


 凍った霧の中に浮かぶ七色

 太陽を浴びて輝くんだって


 まだ其処は零下だと言う

 其処は永遠に零下だと言う

 静もる冬の支配する

 雪の花しか咲かぬ場所だ


 春の花を拒む園を造った

 色彩は無くて良いと謳った

 純白で彩られた

 完璧な美のある楽園だと


 人々は崇拝しているんだ


 確かにそこは孤島だ

 雪が注ぎマグマの流れる


 世迷言を述べる暇もなく

 目は日差しに焼けるだろう


 束の間を長引かせる


 方法論は確立しているようだ


 知らない事は言わなければ良い

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