表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
14/116

紅い月

天国は楽園じゃない

 闇夜の縁にルビーを飾って

 銀細工ギラギラ

 金細工ピカピカ


 摩天楼を買おうかって

 王様が言ってる


 天空舞い上がる白龍の吐息

 其れにしか換えられない物

 そんなものを探して

 海賊達は海に出たさ


 戻り雪を降らせる

 淑女の歌に喝采を


 凍った霧の中に浮かぶ七色

 太陽を浴びて輝くんだって


 まだ其処は零下だと言う

 其処は永遠に零下だと言う

 静もる冬の支配する

 雪の花しか咲かぬ場所だ


 春の花を拒む園を造った

 色彩は無くて良いと謳った

 純白で彩られた

 完璧な美のある楽園だと


 人々は崇拝しているんだ


 確かにそこは孤島だ

 雪が注ぎマグマの流れる


 世迷言を述べる暇もなく

 目は日差しに焼けるだろう


 束の間を長引かせる


 方法論は確立しているようだ


 知らない事は言わなければ良い

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ