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第8話 イメチェン?

「マスター、おはよ〜!友達連れて来たよ!」


昨日の約束?通り、女子3人男子1人と一緒に常連に成りつつあった黒髪清楚JKが入ってきた。


テンションの高い本人とは裏腹に、4人は『信じられないものを見た』としか表現出来ないような表情で彼女を見つめながらテーブルに着いた。


あの様子だと、彼女は昨日以前に来店していた時に見せていた、落ち着いた雰囲気を皆に今まで見せていたのだろう。

何が切っ掛けで、変わったのか変わらなかったのか。


ともあれ、みんなにセットを配膳し、「ごゆっくり」とお声掛けし、次の来客応対の為にテーブルを離れた。


新規のお客様だった。


若い子が店内に居ると新規のお客様が入りやすくなるのは解っていたのだが、店員として採用する程儲かっていないので、苦肉の策として昨日の提案をしたんだよね。

早速、集客効果があったかな?

その提案が、彼女のイメチェンの切っ掛けになったのかな〜などと安易に考えてしまった。


ノーテンキな私が、彼女の思いを知るのは、もう少し後のことだった。

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