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現実闘避  作者: 陽川大地
16/18

#16BreakDoll(ブレイクドール)

最初に目が覚めたのはキャメルだった。疲れが溜まっていたのか、寝る寸前の記憶はどこか抜けているようだった。

キャメル「むにゃむにゃ…はっ…ここは?見た感じ旅館っぽいけど…」

3人はまだ起きる様子がないので、身支度でもしながら朝を過ごした。

続いてザクロやジャッカルも起きてきた。その後、朝ご飯を食べたが、フォンドだけは一向に起きてくる様子はなかった。

ちなみにだがフォンドはこの時HPは4。まだ意識が戻っていない可能性もある。そうこうしているうちにチェックアウト時間が来てしまったので、未だ目を覚まさないフォンドをザクロが肩に担ぎ、ホテルを出発した。

さて、残ったブルーエメラルドを換金し、ジャッカル達は24000タイル、キャメル達は26590タイルを手にした。

キャメル「フォンド大丈夫かなー?」

ジャッカル「体力は7まで来てますし、ぼちぼちでしょう。」

ザクロ「そちらの方は大丈夫ですか?」

キャメル「全然問題ない!一晩寝たらこのとおりよ!」

ジャッカル「これからどうしようか?」

キャメル「ちょっと組織に戻って行くかな。一応悪の組織として、活動はしているからね。でも、統領は悪の組織をしてると言うよりは貿易に力を入れている方なので活動目的は不明で存続理由はない気がする(笑)」

ザクロ「フォンドさんまだ目を覚まさないみたいです」

キャメル「じゃあ門番には何とか言っておくからついてきて!お願い!」

無理矢理すぎるだろ…と思いながらも他に用事とかは別にないので行くことにした(ザクロにはフォンドを背負ってもらって申し訳無いと思っているのだが。)

ここからは歩いて2時間ぐらいかかるので、電車で行くことにした。駅のホームに着くと、改札機が人に対してかなり多く並んでいたが、間隔は少し狭いので、フォンドを通すのは一苦労だった。荷物みたいに扱う訳にも行かないので、さすがに丁寧に一番端のところで通してもらった。

電車はあいにく混んでいたので、壁際に寝かせておいた。5駅過ぎると目的のところの近くまで来た。

アナウンス「次はコースト公園前 コースト公園前ー」

駅を出るとコーストハイタワーヒルズが組織の欠片もなく純粋にお迎えをしていた。そこから徒歩7分、裏路地でも何でもないところにただマンションが建っていた。

キャメル「そーここここ!貿易中心にしたいとか言ってタワマンの集まる場所に移転したんだよー」

キャメル「たのもーーーーーーーー!」

ポリザム「ノックぐらいしてから入れ!…で、誰だそいつらは!?」

キャメル「それはかくかくしかじかありまして…」

ポリザム「もったいぶってないで早く教えろ!」

(ある意味悪役よりタチ悪い…)

キャメル「それは…(ry」

ポリザム「ゴホン!…で、そいつらと一緒ってわけか…いいだろう。私はブレイクドールの統領ポリザム・グランサスだ。後にお前のライバル…となるかもしれない男だ。この度ブレイクドールの手下がお世話になったな…。よく見ておけ!これがレベル48の支配者だ!」

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