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新たなる伝説  作者: アルトリア・ペンドラゴン
序章
1/14

プロローグ1

 

 俺、多矢坂俊平たやさかしゅんぺいは普通の人間である。



 現在、商業高校に通っている健全な16歳の男子高校生。


 容姿も普通、学力も平凡、身体能力もこれまた見事に平均的である。


 全国の男子高校生の平均を取ったらそっくり俺になるんじゃないか?と最近思

い始めていたりもする。



 そんな全てにおいて普通の俺なわけだが、人並みに悩みもあったりする。



 まず1つ目、それは家族が優秀すぎるということである。



 初めに簡単に俺の家族構成をご紹介しよう。


 俺の家は5人家族であり、母、父、姉、兄、そして俺という構成になっている。


 この一般家庭にしては若干多めの家族である多矢坂家なのだが、実は俺以外の全員がかなり名の知れた国立大学を卒業している。


 そのうえ、中学と高校も全国上位の進学校卒だ。


 そして、そんな頭脳明晰な家族に囲まれた俺は常に周りから比較されて生きてきた。


 俺自身は頭も良くなく、それをカバーできる運動能力もない。


 むしろ家族の方が運動が得意だったりする。


 俺はそんな家族と比較されたくないがために高校は商業高校に進学したわけだが、ここでも成績は平均をキープしてしまう。


 最早、家族にはとっくに見捨てられてしまった。


 この劣等意識が俺の悩みの1つだ。

 


 2つ目に入るが、それは最近、昔から気になっていた幼馴染の女子に失恋をしてしまったことだ。



 容姿は絶世の美人というわけでないがまあまあ可愛い。


 性格も明るく、優しくて世話好き。


 得意なことは家事全般。


 そんな子に惹かれる男子は少なくないだろう。


 そして、俺もその一人。


 小さい頃から近隣に住む同い年だったせいか、よく一緒に遊んでいた。


 学校に行き始めてからは偶然ながらも小学校から高校まで同じ学校に通っていた。


 そんな、少し運命的なものを俺は感じていたわけだったが、半年前にその幼馴染に彼氏ができてしまった。


 しかも、その彼氏はサッカー部のキャプテンで実力も全国レベルと噂されている程。


 容姿もジャニーズいけるレベル.....たぶん。


 そんなハイスペックを相手に誰も競う気は起きないだろう。


 この失恋がもう1つの俺の悩みだ。

 


 以上の2つの悩みをご紹介したわけなのだが、なぜこんなことを考えているのかというと現在、俺は絶賛現実逃避中なのである。


 理由としては現在、俺の隣を歩いている幼馴染の彼氏自慢が鬱陶しいからだ。


 正直、高校に通学途中の朝っぱらからやめてほしい。


 この幼馴染は半年前に彼氏が出来てからは何かと俺に自慢をしてくる。


 俺は彼女を少なからず思っていたためにかなり不快だ。


 だがそろそろ、隣もうるさくなってきたので現実に戻るとしよう.....


初投稿です。


これからよろしくお願いします。


ゆっくりと書いていきたいと考えています。


気軽に読んでくださればと思います。


(若干プロローグが長くなるかもですがそこはご容赦をw)


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