集中砲火
「なんか水が出る術義なにかよ〜?」
ミリィのかなり後ろをシェードは歩きながら云った
「え〜と・・・水圧で斬るのをこの間教えてもらったけど?」
「・・・」
シェードはあきらめて前へ進んだ
少しあるくとまた広いロビーに出た
階段の上に巨大な角が見える
明らかに何か居る
「あれも・・・倒すのか・・・?」
シェードが恐る恐る近寄る
「待て!」
後ろから声が聞こえた
振り返るとクルートとライラが駆け寄ってきた
が、シェードの5m前で足を止めた
「こ、こいつは手ごわそうだな」
「誰に云ってんだ?」
「ま、まぁ気にするな
セリアはどうした?」
「さぁ・・・」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!」
セリアはゾンビの集団に追いかけまわされていた
「なんでゾンビがはしってるのーーーー!!!?」
猛スピードでゾンビは走っている
身体がちぎれないかと心配するほどだ
「まぁセリアなら大丈夫だろうな」
クルートは階段の上を見た
明らかにヤバそうなのが居る
「あんなのが後2体いるそうだ」
クルートは武器を構えた
「誰にきいたんだよ?」
シェードも武器を構えながら聞いた
「コイツだ」
「どもー」
胴体がライラの身体に巻きついている
「この骨達はウォーリアの一部だ」
「うっそ!!!?」
「マジ、だ
全部そろえないとウォーリアは現れない」
その時
階段の上から巨大な鎧のようなモノが飛び込んできた
「待ちきれないそうだ」
全員(3人)が紋章を発動した
「ライラは下がってて!」
ミリィがライラの前に立つ
シェードが鎧に向かって飛び込んだ
紅い鎧は隙間から目を光らせる
「デカ・・・!」
近寄ってみるとその巨大さがわかる
剣を思いっきり振り下ろす
いやな音がしてシェードは弾き飛ばされた
一回転して着地する
クルートが爪に火を宿して斬った
しかし、決定打にはいたらない
「正面からいっても無駄か・・・弱点を探すぞ!」
「了解!」
シェードとクルートが反対方向に走り出す
がむしゃらに斬る
空中で鎧のあちこちを切り刻む
しかし、軽くキズがつく程度だ
鎧の目が光った
シェードの頭上に魔法陣が描かれた
そこから七色の光の柱が落ちてレインボーブリッジが発動した
「うわあぁ!!」
シェードは地面に叩きつけられた
「くっそ!」
シェードが起き上がる
そこへ追撃するかのように太い腕が振りかざされた
間一髪でそれを回避する
鎧はシェードに向きなおった
そして目前で手を合わせた
手の中に輝く光の玉が形成された
そしてシェードに向かってはなった
「なんでオレばっかなんだよ!!!」
光の玉は爆発しシャイニングエクスプロージョンが発動した
シェードは光の爆発に巻き込まれた
「ふざけんなよーーー!!!」
シェードが剣を十字に構えた
「風殺絶円呼!!!」
十字にあわせた剣の切先から線が描かれ円を作る
それを払い飛ばすかのように剣を上と右にふった
円は放たれ鎧に当ると紋章を描いて引き裂くように爆発した
鎧がよろけた
「ここか!」
クルートが鎧の頭上を飛び越えた
「鳳凰羽針!!」
鳥の羽のような針が振りかざした爪から飛ばされた
それが目に直撃する
そして突き刺さった針が爆発した
鎧はそのばに倒れた
「ふぅ・・・」
クルートが息を吹いた
「っで?なんでミリィは攻撃しなかったんだよ?」
シェードがミリィに向かっていった
「え?だってこの鎧魔法反射石だから魔術は弾かれるもん」
ね とライラに云う
ライラはワケがわからない
「いぎゃーーーー!!!」
セリアは広いロビーに走りついた
ゾンビがおってくる
セリアは階段を駆け上がった
すると、ゾンビは階段下でとまった
「た、助かった・・・うっ!くさ!!」
セリアは鼻をつまんだ
「あぁ〜・・・こっちしか行けないのか・・・」
セリアは臭いのをガマンして先へ進んだ
前回からずいぶん長くなってしまいました
もうしわけないです