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エピソード14 歴代最強の紋章

今回は会話がほとんどです

読みにくいかもしれませんが、どうか

宜しくお願いします。

「ってかさ、敵の基地がある町でゆっくりしてていいのか?」

シェードが宿屋ホテルの窓を見ていった

この町セレイデーは非常に発展しており

レプリカルーンの2〜3倍はある建物が並んでいる

「セレイデーは人が多いからな

やつらも動きにくいだろう」

クルートがミリィを布団に寝かせながら云った

「いや、逆に人ごみにまぎれて襲ってこない?」

セリアがソファで腕を組んでいる

ライラはこのような場所に慣れていないため

入り口付近で立っている

「そうとも云えるかもな

しかし、おそらくこの町にはいないだろう」

「どうして?ミリィもライラも逃がしたんだよ?

今すぐにでも出てきそうなもんだよ」

「やつらの目的は、ルーンに寄生させることだろう

そして、ミリィもライラも一緒に居るんだ

慌てて取り戻すこともない」

「じゃあ、この町にいないってのは、どういうことだ?」

シェードが振り向きながら聞いた

「あの施設なんだが、あそこはあの人工的に作られた魔物ゲルの製造場所ではないだろう

あれの製造工場は別にあるはずだ

あそこは多分、ルーンの保管場所だろう」

「どうして?

なんであそこが製造工場じゃないって云えるの?」

「一つは規模が小さいこと

あと、襲ってきた魔物ゲルが少なかったこと

そして、ここが港町ではないということだ」

「港じゃないといけないのか?」

「よ〜く思い出せ

地主は船で魔物ゲルをつれてきてきていたんだぞ?

つまり、少なくとも隣町のしかも内陸部であるセレイデーからは連れ出していないってことだ

ライラ、別に入ってきてもいいぞ?」

呼ばれて

ゆっくりとライラは歩き出した

しかし、すぐにとまった

セリアが抱きかかえてヒザの上に乗せてやった


「なるほど・・・んじゃあ、買い物してもいいってことだね」

「ん?・・・あぁかまわんが、食材は、まだ残っているだろう?」

「そうだけど、あの戦闘で飴薬は使いきったし

武器が壊れちゃって・・・

それにライラの服も買ってきてあげないと」

「じゃあ俺も行くよ

片方の剣にヒビが入ってるから」

「ライラも行く?

ってかライラが来ないと服買えないか」

笑いながらセリアはたって支度した









「服屋ってどこだ?」

シェード達は買出しに出て小1時間で武器などの買出しを済ませた

宿屋ホテルの近くに商店街があったため、必需品はたいていそろった

しかし、服屋がどうしても見つからない

「もしかして、この町にないのか?」

シェードがキョロキョロ周りを見渡しながら云った

「ないってことはないでしょう・・・多分」

「あの・・・別に・・・買わなくても・・・」

「え?あ〜ダメダメ!年頃(前)の女の子がそんな薄い生地のワンピースなんてダメ絶対!

まぁ、可愛いけどね・・・」

「どっちだよ」









「ん・・・・」

「お?目が覚めたか?」

「あの・・・ここは?」

ミリィは重い体をゆっくりと持ち上げた

宿屋ホテル

他のやつらは買出しにいっている」

クルートは熱い紅茶を入れてミリィに渡した

「あの・・・すみません・・・なんか・・・」

「気にしなくていいさ

それより、まだ病み上がりだ

今はゆっくりすればいい

どうせ2日はここを動けない」

「え?どうしてですか?」

「アカウントの船が出るのは2日後でね

地下トロッコで4時間らしいから

わざわざ港の宿を探して2日もまつのはしんどいからな」



「ただいま〜・・・」

「ん?どうした?」

「結局、ライラの服買えなくって・・・」

セリアが残念そうに云った

「おい・・・俺一人に荷物持たせるな・・・・」

後ろからシェードが布袋を2つ持って入ってくる

ライラが慌てて避けた

「あ!ミリィ目が覚めたの!?」

「うん、迷惑かけてごめんね」

「いいのいいの!そんなこと気にしなくて!」


「はぁ・・・」

シェードが荷物を置いて一息つく

ミリィが袋を見つめた

「ライラの服・・・買ってないんだよね・・・?」

「そぅなの、服屋が見つからなくて」

「服屋ならそこにあるが・・・」

クルートが指差す場所は部屋のすぐ下だった

「あぁ!!そんなとこに!!?」

「灯台下暗し、だな」

クルートが笑った

「あの、服なら私が作るよ?

裁縫道具持ってきたし」

「生地はあるの?」

「うん、その袋」

セリアが座っている足元の袋を指差した

「これ?

あ、本当だ」

セリアがミリィの布団ベッドに袋を置いた


「この生地がいいかな」

ミリィが黄緑と青の生地を出した

そして裁縫道具から特殊な器具を取り出した

「な、なんだよそれ?」

「これ?

これはディアボロスシルクの生地を切る専用のカッターなの」

「ほぅ・・・それはディアボロスシルクなのか」

「ディアボロスシルク?」

シェードは聞いたことの無い名前を繰り返した

クルートが説明してやった

「ディアボロスシルクは、十獣皇の一体

昆虫皇ディアボロスのマユを解体したもので、鋼鉄なみに硬いんだ」

「へ〜」



程なくしてディアボロスシルクで作られた服は完成した

すこし大きめのスカートが特徴的で、どこか北国を思い浮かべる容姿だ

黄緑と青の生地がなぜか白に変わっているのは、加工していくうちに色が変わるかららしい

「ん〜・・・すごくいい!!!」

「少し大きくないか?」

「いいの!成長期(多分・・・)だから!」

「ふむ・・・よく似合っているな」

ライラは照れている


「ってか、さっき着替える時に見えたんだけど

ライラって契約の紋章なんだね」

「そうなのか?」

「うん、間違いないよ」

「へ〜ライラって契約の紋章なんだ・・・どんな紋章なの?」

「すごいよ!契約の紋章は召喚術を使えるんだ」

「ほんとに!?すごいじゃないライラ!!」

ライラはもぅどぅしていいかわからない感じだ

感情表現が苦手らしい

「もしかしたら、ライラが監禁されていたのは、その紋章があるからかもな」

「契約の紋章が?」

「あぁ」

一同が考え込む

「まぁ、確かに・・・それならなんとなくミリィがさらわれたのもわかるかも」

セリアが解かったような言い回しをした

「なんでミリィが関係あるんだよ・・・」

「え?だって、ミリィの紋章『原理の紋章』じゃない」


急に静かになった


《えぇ〜〜〜!!!!!!》

思わずセリアは耳をふさいだ

「うそ!私そんなの宿してたの!!?」

「なるほど・・・それなら全て解決だな・・・!!!」

「ってか、マジか!!?え??ほんとに???」

「え?え?みんな知ってたんじゃないの?」

全員が困惑する

「あの・・・どうしたの?」

ライラだけが話についていけない

「原理の紋章

英雄フリズ・フォグメスが唯一と云っていいほど苦戦した

歴代最強の紋章だ」

クルートが緊張を含んだ声で説明した



そとはすでに夜だった

「とりあえず、今日は休むとしよう」

クルートの提案で全員が床に着いた


以下が十獣皇じゅうじゅうおう一覧です

名前の前のアルファベットは強さの階級です

完全究極体 Sランク

完全体    Aランク

半成長期  Bランク

成長期    Cランク

本能覚醒期 Dランク

幼児期    Eランク

卵胎期    Fランク

またほとんどの個体はSランクまで成長せず、一部の個体はE・Dランクで生まれます

さらにまれにSランクの中にはSSランク(無双究極体)

が存在するものがいます




十獣王

島格皇SSルーン

幻龍皇SSライ・マン・ディウス

天空王Sオーバー・サーフ

大陸王Sグラン・アドバンス

灼熱王Sジルバディアン

昆虫王Aディアボロス

洋海王Aシー・マンティウス

光雷王Aサン・イースター

岩盤王Aバルバンデラ

氷鹿王Aケルビン


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