出会い3
前回初めて感想を頂きました!!!
作者の私は感激のあまり泣きそうです
1時間後....
≪~~~~~~。≫
「うん。」
≪そういうことじゃ。≫
僕はどうにかぬいぐるみと会話できるようになっていた。
「はぁ...。ところで、犬さんは」
≪何じゃ≫
「誰ですか?」
そう。これは、僕が落ち着いてから真っ先に気になったこと。
犬さんとは今日会ったばかりだし、なかなかタイミングが悪くて聞けずにいたのだが...
≪先程も申したであろう!?≫
「え...」
≪余は.....
徳川幕府五代将軍、徳川綱吉じゃっ!≫
ババーン☆
効果音が聞こえてきそうな言い方、それでいて無駄にキリッとした表情をしながらぬいぐるみは名乗ってきた。
. . . ん?
今、徳川綱吉って言った?それも、五代将軍の??
「......それ、今僕がやってる役なんだけど」
徳川綱吉役。そう言ったら、
≪はぁ?≫
訳が分からないというような表情をされた。
「だから、今貴方の役でバラエティ番組やってるんですよ。ほら、これ」
昨日、放送されたやつ。そう言いながら僕はテレビの電源を入れ、撮っておいた物をつけた。
≪な...!?箱の中に人が...≫
「テレビって言うんです。」
≪て、てれび...??≫
[五代将軍・・・綱吉です。]
≪...。≫
テレビの中の僕が喋ったのを聞いて綱吉は一瞬黙った後、
≪ふざけんなしお前、マジで。何、許可もとらずにやってんの?似てねぇしよー。≫
怒った。ん...!?
「何その、いきなり現代人っ!??殿様的しゃべりどうした、オイ。」
≪余も、この姿で5年は経つからのー。今時の言葉ぐらい喋れるわ≫
てれびは知らなかったが。と綱吉はドヤ顔で言ってきた。
≪というわけで元基ッ!今日から、ここに住まわせてもらうぞ。「はい」か「喜んで」の2択じゃ!」
この傲慢さ、まさに綱吉クオリティ☆...て、ん???
「え、ええええ!!??何言ってんのアンタ!?しかも「はい」か「喜んで」って、結局変わんないし!?」
思わず驚きのあまり立ちあがっちゃったじゃないか!!
≪余だから仕方ないのじゃ、いさぎよくあきらめい。≫
「しかも、何で俺の名前知ってんの!?」
≪余を誰だと思うておる≫
「意味わかんねぇ!」
「...はぁ、何かもういいや。どうにでもなれ、俺。」
≪ふむ、良き判断じゃ≫
―――こうして、僕とこの生意気なぬいぐるみのちぐはぐな生活が始まった。
第1部 完
おまけ
≪まずは、腹が空いたのう。元基、飯でも作れ。≫
「もう12時だぞ!?無理、というか嫌っ!!ペットフードで食ってろっ!!」
≪そんなもの食えるかッ!!!≫
「じゃあ、我が儘言うなっ!!」
こんなんで、この先大丈夫か...?
元基「やっと1話完結ですね。」
綱吉≪長かったの≫
作者「本当に大変でした・・・(遠い目)」
元基「そういえば、僕の一人称何で僕と俺の両方を使ってるんですか?」
作者「実は、元基は興奮や怒ったりすると自分の事を俺って無意識に言っちゃうんですよ?作者の私は日常でころころ一人称や喋り方を変えてますが。」
元基「へぇー、そうだったんですか。」
綱吉≪それにしても、余の出番が少ないとはどういうことじゃ!元基ばかりで余の出番が1ではほとんどないではないか!≫
作者「...........」
綱吉≪余を無視するでない!!!≫
元基「まあまあ、次は出番も増えるよ(たぶんね)。」
作者「ここまで読んで下さりありがとうございます!感想など何でも受け付けます。」
「「「未熟で駄目な作者ですが、これからもよろしくお願いします。」」」