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一発逆転の一打

 効果の分からない白虎のユニークスキル『招福』に全てを賭け固唾を呑む、スキルを使った白虎に変化は!?


「あっ!何かが天と繋がった感じがしました」

 白虎が良く分からない感覚的な事を言い出す


「それで何とかこの状況を打破できそう?」


「……いえ、私が今何か出来るとは思えません、ただスキルの力が働いた事は間違いないはずです」


「えぇ、何も起きないの?どうしよう……うっ!!」

 悩んでいると突然私の体に大量の神通力が流れ込んで来た


『間に合いましたね貴方の世界から送られていた神通力を届ける経路を作る事が先程出来ましたので受け取って下さい』

 体に神通力が満たされる高揚感に浸っている中で創造神様から話しかけられた


『一体どういう事ですか?』


『他世界から力を送るといった世界のルールが今までなかったため、貴方に神通力を送ることが出来ず滞っておりました申し訳ないです、世界ルールの書き換えとなりますのでずっと苦戦していたのですが突然力が湧きルールの書き換えが今出来た所です、今まで溜まっていた分が一気にそちらへ流れていますので、いつも同じ量の神通力が来ると勘違いなさいませんよう、あしからず』

 こんな量の神通力を感じた事が無い私は得も言われぬ万能感に溢れていた、高揚感の中で先読みを行いこれからどうすれば良いのかがすぐに分かった


「おぉ、ご主人様が神々しい……」


「ご主人様すごい!」


「これだけの神通力があればこの場を何とか出来ますね」


「ぐっ、何とかなりそうですな」


「ミサト!その力は一体なんなの!?今まで見たことない大きさ、これはもはや神様の領域じゃない?」

 四神獣達は大量の神通力を感じて喜んでいる、チャルメルは驚いている、それより玄武が苦しんでいるので早くしないと、私は神通力の一部を玄武に譲渡した


「むっ!?力が漲りますぞ!これならばより強い結界を張れますぞ!!」

 玄武が元気になり神通力が込められた結界を張り直した


 ガッキーン!

結界の外で音がしたので見てみるとエクスを含む騎士達が持っていた黒い剣が根本から折れていた


「なっなに!デミレプリア様の加護が付いた剣が折れた!!」

 エクスが折れた剣を見ながら叫んでいる、側にいる騎士達もオロオロしている


『そんなばかな!デミレプリア様の御力を弾くなどありえぬ!!』

 ホバ枢機卿と呼ばれていたおじいさんも驚いている


「青龍、力を分けるから全員を神通力と神聖摩法を込めた蔓で拘束してね」

 私は神通力の一部を青龍に譲渡した


「畏まりました!」

 結界の外にいる騎士達、王と呼ばれていた男性、その隣にいた女性、ホバ枢機卿と呼ばれていたおじいさん、みんな青龍が出した白い蔓に絡まれ拘束される


「うぐっこっこれはあぁ!キモチイイ〜」

 王と呼ばれた男性は気持ちよさそうに昇天して行った


「はあぁ〜やっと天へ行けるのね〜」

 王の隣にいた女性も嬉しそうに昇天して行く


「「「キモチイイ〜」」」

 騎士達みんなが気持ちよさそうに昇天して行く


「こっこれが神の御力ぁ〜」

 ホバ枢機卿は驚きながら昇天して行く


 バチッ!

「むっ!あの像には私でも触れる事が出来ないですね」

 青龍の蔓はホバ枢機卿が持っていた摩神デミレプリアの像を掴む事が出来ず、その場に像だけが不気味に佇んでいた

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