アルルの処遇
深呼吸をして乱れた心を落ち着かせる、ふぅ……閑話休題
創造神様の話とアルルの話を総合的に考えると神デミレプリアは封印したままで良いと思う
そう言う訳で当初の目的通り塔の攻略をしていこう、どうやら塔を攻略する事は神デミレプリアの封印に繋がるみたいだし、今後の予定に変更は無し、お父さんと戦争を誘発させようとしていた怪しい神を天秤にかけるまでもない!兎に角お父さんに会いたい、今問題なのがアルルの処遇、尋問とは言え話をしちゃったのでそこら辺にいるモンスター感覚で倒すのが気分的に難しい、多分倒すなら神聖魔法を当てれば良いと思う、門入口にいたアルルの仲間の植物型モンスターと同じ様になるだろう、アルルが分かりやすい悪者だったら倒し安いのだけど、話をしてみると神デミレプリアに騙されてる節もあったんだよね、それに人型部分があるとちょっと躊躇う、でもここでチャルメルを毒で洗脳して暴れさしたのも事実、ん~どうしよう?
『気兼ね無く神聖魔法を使って倒して下さい、もし後ろめたい気持ちが出ると言うのであれば、その悪魔を倒す事を神である私が許しましょう』
創造神様から許しが出た、これで免罪符が貰えたと思うと気が楽になる
「青龍、神聖魔法をこの子にお願い」
「はい、分かりました」
創造神様との会話が聞こえてない青龍は私の指示に躊躇い無くアルルに神聖魔法を放つ
『一体何!?ううっ!!』
何も知らないアルルは青龍が放った神聖魔法に驚き身構えるも体が縛られ動けず直撃、少し苦しむ声を上げた、アルルがいた所にはソフトボール大程の蕾があった、これは以前倒したアルルの仲間と同じ現象だね、確かまだ生きてるかもしれない状態で神聖魔法に反応したはず
「青龍、念のためもう1回お願い」
「はい、分かりました」
青龍が蕾にも神聖魔法を撃つ、蕾は白い粉になってサラサラと消えた、うんこれで大丈夫、創造神様の指示なんだし
創造神様から貰った免罪符を心の支えにして自分に言い聞かせる
「ふわあぁぁ、眠い、私はもう寝るよ」
お風呂上がりの後で適度に体温が下がってきたので眠気が一気に来た、モヤモヤする事は寝て忘れよう