誘惑
さて、創造神様から魔神デミレプリアの考えを聞いて、悪魔から再び話を聞く、一応創造神様が言った事の答合わせをしておこう
「まず、貴方の名前は?」
『私はアルル!主神デミレプリア様の僕、私の名前を人の身で知れる事を光栄に思いなさい、クソ神の回し者だから対等に扱ってあげる』
「それはどうも、私は揖保川命叡ミサトって呼んでね、まず、神デミレプリア様なら人を発展させられると言ってたけど、どんな発展が見込めるの?」
『主神デミレプリア様は魔法の仕組みを創られた叡智の極天!僕の私では具体的な内容は分からぬ』
魔神デミレプリアを称えるところまではハキハキと答えていたけど語尾は対称的にシオシオと弱くなって体まで縮こまる
「分からないのか、それじゃあ、神デミレプリア様から今まで何をしろと言われてたの?」
『私は植物を操り人を不安にさせる様にと仰せつかっていたわ』
「どうして不安にさせないといけないの?発展が目的なんだよね?」
『詳しい事情は知らぬ、主神デミレプリア様の崇高なるお考えを私が全て理解出来る訳なかろう』
あっ、これ盲信して利用されてるパターンかな?僕とか言ってたし
「訳の分からない変な指示を出す神様は信用できないから、私は創造神様を信じるよ、だから当初の目的500階層踏破を目指すよ」
『なっ!辞めなさい!!そんな事をしたらデミレプリア様が完全に封印されてしまうでしょ!あんたはクソ神に踊らされているのよ?考え直しなさい、ね?』
「え?塔の攻略は神デミレプリア様の封印に繋がるの?」
『そうよ!だから辞めて、お願いします』
アルルは目を潤ませ私を上目遣いで見つめ懇願してくる、あざとい
「いや、寧ろ怪しい事をしている神を解き放つ気にはなれないから積極的に攻略するよ、私も願い事を叶えたいし」
『あら、ミサトは願い事があったの?主神デミレプリア様ならその願い叶えてくれるわよ?』
こう言うのを悪魔の誘惑とでも言うのかな?
「いや、多分無理だろうし、願いを叶えて貰う話は創造神様と纏まってるから遠慮しておくよ」
『我が主神デミレプリア様に叶えられぬ願いなどない!侮るな!一体どういった願いなのだ?言ってみろ』
アルルは鼻息を荒くして青龍の蔓に拘束されていながら胸を張る
「私は元の世界にいるお父さんと結婚したいの」
『へ?………』
胸を張り願いを聞き入れようとしていたアルルの目が点になる
『ええ!!そんな願い事をクソ神は聞き入れたの!?』
「妥協案で落ち着いたよ」
『ほ~ら、やっぱりクソ神じゃあ無理なんじゃない、ミサトはそんな妥協案で良いの?我が主神デミレプリア様ならその願い叶えてくれるわよ?うふっ、良いわ~ミサト、貴方の禁断の愛すっごく良い!そう言う願いは主神デミレプリア様の好物よ、駄目と言われると余計にやりたくなる、それを恥じる必要は無いの!欲望のままに進んで良いのよ!周りの意見なんて関係ない!なぜなら主神デミレプリア様が全てを許して下さるのだから!』
うっ、ちょっと響きの良い事を言ってくれる心が揺らぎそう
『愛とは相手の心があってこその話ですからね何もかも好き勝手にしてしまう愛は独りよがりで相手の事より自分の事が一番好きな人なのです、その様な人に愛を語る資格はありません』
ちょっと誘惑に惹き付けられそうな私に創造神様が忠告を入れてくる、ううっ忠告が胸に刺さる、異世界召喚される前お父さんに告白した時ダメだったから誘惑に負けそうだった、ふぅ……まず落ち着こう




