獲物
そう言うわけで青龍に連れられ捉えたモンスターを見に行く、カーが作った枝葉のかまくらから出るとジャングル状態だった周辺の木々は全て切り倒されていた
「ご主人様、切り倒した木の回収をお願い致します」
白虎が一礼をして話し掛けてくる
「うん、分かった白虎、伐採有難う」
これは多分白虎がやってくれたのだろう、玄武の結界から出て倒木を避けながら進む青龍の後を追う途中で倒木をアイテムボックスに入れて行く、青龍は階段のある方に行っているみたい大きな木を収納すると、門に入る前にいたはずの下半身が大きな花になっていた女性モンスターが、青龍が出したのだろう白い蔓に拘束されて動けず大人しくしているところだった、青龍の蔓だけでなく玄武の結界を彼女を囲む様に張っていた、多分これは閉じ込める為だろう厳重にしている、その女性は近づく私達を確認して睨んできたが声を出せない、なぜなら青龍の蔓で口が塞がれているから
「あれ?確かあの時青龍が神聖魔法で完全に倒したよね?」
「はい、倒したはずです、おそらく別個体だと思われます、今度こそ生け捕りに成功致しました」
青龍は生け捕り出来た事を喜んでいる
「毒を出しますので玄武の結界で囲っております」
「そっか、毒を出すんだね」
どおりで蔓で縛って結界で閉じ込めて、とても厳重だと思った、モンスターの上半身をよく見るとさっき門の入口で見た髪の毛色が違う、前のモンスターは赤色だったのにこのモンスターは青紫色だった