下半身が花と同化した女性
階層門の入口にある罠のシャボン玉みたいな膜を壊すと花と同化した変な人(?)が中にいた
『もぅ、一体何なのよ!!』
女性が私に向けて手を翳すと彼女の下半身にある花の花弁部分がパカリと縦に割れて中から私に向けて何かが凄い速さで飛んできた
「ふんふんふん!!」
そのよく分からない飛んできた物をまだ手に纏わせていた破壊の力で全部叩き壊しす
『なっ!?何で毒が出ないのよ!!』
どうやらさっき飛ばしてきた物は毒が出るものらしい、状態異常無効があるので多分毒は効かないはず(過信は駄目だけど)
良かった~たまたま破壊の力で飛来物を壊したから毒まで壊せたみたい
「ご主人様に危害を加えるとは許せません!」
青龍が怒り声を上げると同時に花と同化した彼女の下から青々と逞しい蔓が勢いよく出てきて彼女を縛り上げる
『ぐっ、こんなもの……』
藻搔く彼女の下半身にある花から刺付きの黒い蔓が出てきて縛り上げている青龍の蔓に絡むと青龍の蔓が変色して枯れ落ちた
「むっ!毒ですか!?ならばこうです!」
青龍は再び彼女を『白い』蔓で縛り上げる
『馬鹿ね!私に植物で勝つなんて百年早いわ!』
彼女は縛る青龍の蔓にまた刺付きの黒い蔓を絡めるが、さっきと違って変化が無い
『なっ!どうして!?うっ!』
多分さっきと同じ様に青龍の蔓を枯らそうとしたのだろうけど、変化がないので彼女は驚愕したと同時に一瞬顔を歪めたと思ったら体から力が抜け落ちる
「青龍、何をしたの?」
「はい、この者が私の出した蔓に毒を入れてくる時に神聖魔法を逆流させました」
「それって、神聖魔法を体内から受ける事と同義じゃない」
「はいそうです効果覿面でしたね」
神聖魔法が効いていると言う事は彼女はモンスターって事だよね、でもこの門の中にはモンスターは入ってこないって話じゃなかった?何でここにいるのだろう?今思えばポーカ王子が倒した黒狼も42階層で会った事自体がおかしい、ポーカ王子のお父さんは41階層要塞の外で黒狼に殺されたとか言ってたはずなのに42階層にいたと言う事は41階層にある門をくぐり42階層へ行く必要がある、もしかして門を通らなくても上に行く方法がある?でもここにいるモンスターは普通に門の中に入ってるし……、本人から聞けるなら聞いてみよう、そう思い彼女を見ると、そこには彼女の姿が無くソフトボール大程の蕾があった
「あれ?さっきのモンスターは?」
「はい、萎れてこの蕾になりました」
青龍がソフトボール大の蕾を指して教えてくれる
「ありゃりゃ、色々聞きたかったんだけどな」
「何が聞きたかったのですか?生け捕りにした方が良かったですか?」
「いや、別に大した事では無いんだけどね、モンスターは門の中に入れないはずだったのに中にいたからその事をね」
「なる程確かにおかしいですね、もし次に聞けそうな者が出たならば生け捕りも視野に入れておきましょう」
青龍は少し考え次の事を言いだした
「そうだ、終わったしチャルメル達を呼ぼうか、お~いもう良いよ~」




