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43階層への門

 白虎達は階層門前で何を見ているのだろ?


「玄武、詳しく教えて」

 シプホスを走らせながら玄武に状況を聞く


「はい、門前にいた妖精達を倒した後、門の中に入ろうとしたのですが足を踏み入れても門前に戻るばかりで入れない状況でして、私共も何が何だか分からない事態になっておりまして……、一応何やら力を感じるのですがどうすれば良いものか……」

 玄武はふぅっと肩を落とし首を振っている


「え?何それ?」

 階層門にはそう言うやつもあるのかな?コーノレ団長からはそんな事聞いてないよ?


「見てみないとよく分からないね」

 そんな話をしていると階層門に着いた


「あっ、ご主人様、見てよこれ」

 朱雀が火の鳥を門に入れるが門の境界線にあるシャボン玉の膜みたいな物を越えたところで門前に戻ってまた門へ入るを繰り返し飛び続けている、何これ無限ループ?このシャボン玉みたいな膜が怪しい、これは魔力感知に反応しているので誰かが作った物だろう


「これは妖精が作る典型的な罠ですね、入って欲しくない所に入れない様迷わす為の物です」

 ベルが状況を見て教えてくれる


「これ、ベルならどうにか出来る?」


「いえ無理です、この罠を解除するには、この先に設置した罠の基点まで行かないと解析出来ませんからこちら側にいる限り無理なのです」


「ん~そっかぁ、じゃあどうすれば良い?」


「術者を倒すことが出来れば無くなりますけど、ここにいた妖精を全て倒してもまだこの罠が機能していると言う事は術者は門の中にいる事でしょう、まず罠を避けて回り込むのが正攻法なのですが、回り込む余地がありませんからこれはお手上げですね~」


「あ~だめか、どうしよう……」


「いえ、方法はあるわ」

 チャルメルが俯きながら苦い顔をして話し出す


「え!?方法があるなら速く言ってよチャルメル」

 チャルメルは苦い顔のまま私を見上げ


「みっ、ミサトの力を使えばたっ、多分……」


「私の力?」

 チャルメルが苦い顔をしながら言う私の力?


「あっ、破壊の力か!」


「うっ、うん……」

 チャルメルがどもりながら俯く、どんだけトラウマができてんの!?


「何ですかそれは?」

 ベルはチャルメルが言った私の力について聞いてきた


「ベル、知らない方が良い事もあるのよ、貴方は私と一緒に離れていましょうね」

 チャルメルはベルの両肩を手でつかみ真剣な顔でベルに言い聞かせる


「え??」

 そんなチャルメルの態度に驚くベル


「チャルメル様私達は?」

 カーとティンは真剣なチャルメルに少し及び腰になりながら伺う


「カーとティンも私と一緒に離れるわよ、良いわね?」


「はっはい!」


「は~い!」

 カーとティンはチャルメルの気迫に驚き気を付けしながら返事をする


「それじゃミサト、私達はあっち行ってるから、終わったら教えてね」

 チャルメルはベル達を連れて門から100メートル程離れた、そんなに怖かったのかな?兎に角この罠を壊さないと


「この膜を壊せば良いんだよね?」


「はい、おそらくそうでしょう、これぐらいの物ならば力も少しばかりで事足りるでしょう」

 玄武も同じ考えな様だ破壊の力は強く使うと私の意識が保てない場合もあるので弱い力で行ける事はとても喜ばしい


「うん、そうだね、じゃあやるよ」

 破壊の力を両手に纏わせ膜に両手を突っ込む、この時点で突っ込んだ手が戻って来る事は無い、それと膜に触れた感触があったその膜を扉をこじ開ける様におもいっきり両手で開いた


「ふん!!」

 それと同時に膜が霧散する今まで膜で先が見えなかった門の中が見える様になった


 『ぎゃあああ!何で壊れるのよ!!ガフェルは一体何をしてんのよ!!』

 そこには下半身が大きな赤い花に埋もれ、上半身には蔓で一部分を隠している妖艶な女性が端正な顔を崩して何やら叫んでいた

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