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ベッド、この先

 適宜休息を取りながら進み、日が暮れたので森の中で寝る事になった


「ねぇカー、ミサトが寝る所を作ってあげて」

 私が寝る場所を探していると、チャルメルがカーに頼み事をしていた


「はいっ!お任せを」

 カーが返事をしたかと思ったら、隣接する二本の木の枝が動き出し絡み合う、一番複雑に絡み合った部分が私の傍までやってきた


「どうぞこちらに」

 カーがその場所を勧めてくれる


「え?ここ?」

 勧められたところを手で押してみる


 ギシギシ


 しっかりと体を支えられそう、大丈夫だと判断して体を乗せてみる


「何これ!凄く良いよ!」

 葉と小枝で出来た絶妙なクッション性最高!


「むっ?」


「ミサト様いかがでしょうか?人に作るのは初めてですので問題があるかもしれません、もし何かあればすぐに改善いたします、何でも仰って下さい」


「ご主人様、私も同じ物を作る事が出来ると思いますので仰って頂ければお作りいたします」

 青龍がカーに対抗意識を出しているのかな?さっき何か反応してたし、同じ植物を扱う者として意識をしたのかも


「うん、青龍有り難う、今度お願いね、とりあえず今日はカーのベッドで寝てみるよ」

 多分青龍なら良い物を作ってくれるだろう、でもカーが作ってくれたベッドが気になるので今日はこれで


「分かりました、私も後学のために少々確かめてもよろしいでしょうか?」


「良いよ、青龍も良いベッドを作ってね」

 青龍が確かめられるよう少し横にのく


「精進致します、では失礼して」

 青龍はカーが作ったベッドを手で撫でては押してを何度か繰り返す


「成る程分かりました、とてもよい出来ですね」

 青龍の評価はすこぶる良かった


「あっ、有り難う御座います」

 カーはベッドを評論される事に緊張したようで、青龍に堅くなりながらお礼を言う


「カーは自信を持ちなさい、私が認める実力を持ってるんだし、もし貴方の作る物が否定されたとしても、私が認めてあげるからね」


「はいっ!チャルメル様!」

 チャルメルって、良い上司って感じだね


 私は寝床を確保出来たので夕飯作り、平らな地面で調理、今日は肉野菜炒め(甘辛味噌味)に味噌汁とご飯

デザートに葡萄みたいな果物(チャルメルが食べられると教えてくれた)、チャルメル達は果物だけ食べる


「そう言えば朱雀、後どれぐらいで次の階層へ行けそう?」

デザートを食べながら何気に聞いてみた


「ん~今日進んだ距離の20倍ぐらいかな」


「にっ、20倍!?」

 今日は結構歩いたと思うのだけど……


「やっぱり今日は歩きだったしね、途中で少し遠回りしたから仕方ないよ」


「それじゃあ、森は後どれぐらい?」


「同じペースで行けば五日ぐらいかな、でも森を抜けた次は岩が剥き出しの山越えだから結構時間が掛かるよ」


「うへぇ~、山越え~?避ける事は出来ないの?」

 私は登山好きでは無いので、それを聞いただけで億劫になる、急がば回れと言うし、別に直進しなくて良いなら避ければ良いじゃん?


「それは無理だよ、ここは山に囲まれた盆地状態だからね、なるべく緩やかで行きやすい所を選んで行くよ」


「うん、お願いね」

 あ~、ちょっと気落ちしたけど、明日の為にちゃんと寝ておかないと


「みんな、見張りをお願いね」


「「「「はいっ」」」

 皆が見張ってくれると思うと安心して寝られる、四神獣の皆に感謝感謝……グゥ

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