やる
私の一撃を叩きつけた木の根はその部分が爆発して切断される
『おいてけ~おいてけ~』
根が切断されたにも関わらず声に変化が無い、痛覚が無いのかな?
「ミサト凄い!お供だけでなくミサトも強かったのね!」
左肩にいたはずのチャルメルが私から離れ近くを飛びながら興奮している
「チャルメルは森の上へ避難して離れてて」
「わっ、分かった!」
チャルメルが森の上へと逃げようとすると先読みの未来が変わる
さっきまで私を攻撃してくる最中でチャルメルを捕まえる未来だったはずが、チャルメルを集中的に狙う攻撃へと未来が変化、狙いはチャルメル!?させない!
「すううぅっ、ふうぅ~~、ふんっ!」
呼吸を整え魔力を血や気の流れに合わせて体中に循環させたら一気に大木へ駆け、太い幹をへし折る為に魔力をいっぱい込めた火魔法を拳に纏わせ叩きつける!
ボンッ!!
叩きつけた衝撃音が森に響く、実はこれ手が痛いんだよね、スキル『瞬間回復』のお陰で即座に治っているから大丈夫だけど、痛みは感じる訳で遠距離攻撃の威力を上げたい
今回は素早く対処したかったので殴った、殴った部分が欠け爆風に煽られ殴った方向に倒れる大木
ズッシーン!
『おいてけ~おいてけ~』
倒れて尚まだ喋る大木、うん、しつこい
「ミサト終わったの?」
森の上へ逃げたはずのチャルメルが私に尋ねる為に近づいてくる
「チャルメル、まだ上に逃げてて」
「え?まだなの?」
私は私の返答に呆けて止まっているチャルメルに向けて飛来する物へ魔法拳の火弾を当て、チャルメルから逸らす
「うわっ!?びっくりしたー、一体何?木の根?」
木の根の細い部分がチャルメルを掴もうとしていたので逸らしておいた
「そうだよチャルメル、まだ終わってないから上に逃げてて」
「分かったわ!」
色々な所から出てくる木の根がチャルメルを追いかける、数が多い
「あ~もう、面倒臭いな!!」
元の世界にいた時から使えていた神通力と破壊の力を土魔法に混ぜて大木の根が埋まっている辺りに拳を叩きつける!
破壊の力が混ざった土魔法に影響され地面はえぐり取られ大きなクレーターが私を中心にしてできる、そこには露わになった大木の根、神通力と破壊の力を混ぜた火魔法を拳から解き放ち木の根を焼き尽くす
本当はこの破壊の力を余り使いたくなかった、なぜなら使いすぎると理性を保てないから、四神獣達が近くにいる事が望ましかったけど、今回は仕方ない、力を使って荒ぶった心を落ち着かそう
「ふぅ~~すぅうっ。はぁ~~あ」
うん大丈夫、元々心得ていたし今回は力を抑えて使ったから精神に支障はない




