異世界人初見
創造神様が私達に手を翳すと足元が光りだす
「何か質問などあれば私を思い浮かべながら私を呼ぶように念じて下さい口に出す必要はありませんそうすれば話すことが出来ます、また私の方から連絡を入れる場合も有るかもしれませんが驚かず冷静にお願いします」
「分かりました」
返事をすると視界が歪む、するとしっかりとした地面の感触がしたと思うと
「「おおぉぉーお!!」」
「遂にお出でなさったぞ!しかも5人だ!」
けたたましい音で耳が痛くなる、どうやら歓迎されているようだ私がいた場所の周りには沢山の人が集まって拍手をしている、人の輪の一部に空きがあり、その先で王様がいそうな高台で質素な石で作られた椅子に座っている30代ぐらいのハリウッド俳優に引けを取らない世間的に言えばイケメンなおじ様が正面にいた
「ようこそ召喚者よ我々は君達を歓迎する」
そのおじ様の宣言と共にこの場のざわつきは収まりそのおじ様へ観衆の者達が低頭する
「私は王のロイル・スト・フレーラッシュだ、初めまして」
やっぱり王様だった、他の人達より目立つ深紅の服装に質素な王冠をしていたし、もしかしたらと思ったけど、豪華絢爛ほどでは無かったので断定出来なかった
「初めまして、私は揖保川命叡です、後の4人は私の式神です」
そう言って4人に真珠の中に戻ってもらった
「「「消えた!!」」」
この場にいる全員が驚いている
「先程の者達は何処へ行ったのだ?」
「はい、こちらにある真珠に入って貰いました」
「真珠?何だそれは?」
へ?ここには真珠が無いの?
「王よ、真珠とは異世界の石みたいなものですよ」
集まっていた人の中から王に返答する声がした、真珠を知っているみたい、一体どんな人だろう?声のする方へ向くとそこにはすごく日本人っぽい人が眼帯をして王より劣る程度の服装をしていた、多分上級貴族なのかもしれない
「おおーそうだったのか、その真珠とやらは人が中に入れるのか?」
「いえ、それは有り得ません、おそらく彼女の能力でしょう」
「よく分からんが素晴らしい能力じゃ、では、手筈通り彼女の事はタクミに任せる」
「はっ、お任せを」
「王よ少々お待ちを」
「どうしたポーカ?」
王の左隣に座っていた青年が話に割り込んでくる
「彼女の珍しい能力とても気に入りました、私の妃にしてはどうでしょう?」
「はあ゛ぁ?」
巫山戯たことを言い出したので思わず変な声が出てしまった
舞台設定に手こずっております、ふとした思い付きで書くものじゃ無いですね