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「玄武もっと詳しく説明をお願い」

 簡素に言われても分かんないよあんなの


「はい、まずあの杭は人の暗い部分、今回は憎しみを増幅させる物でした、増幅させられた憎しみは杭を手に入れる事によって、晴らす事が出来ると惑わしておりましたのであの様な醜い取り合いになっていたのです、憎しみが増すほど杭を欲しがり、取り合う事で欲しがる者同士でまた憎しみが増し負の連鎖になるという悪質な物でした」


「私は大丈夫だったよ?」


「ご主人様は神通力を使う為に命様に鍛えられましたのであの杭に惑わされる事が無かったのでしょう」


「お父さんの鈴で収まったのは?」


「龍雄様の力が込められた鈴ですから皆さんの暗い部分を浄化する事が出来ました、それに杭の力まで無くしてしまいました、さすが龍雄様ですね」


「杭は僕でも浄化は無理だと思ったからご主人様に見て貰おうと思ったんだよ」


「え?そんなに危なかったの?」

 朱雀が危険だった事を軽く言う


「何とかなると思ったんだよ、でも他の人が駄目だったね」


「イボガワ様、醜態を晒してしまい申し訳ない、今後こうはならぬよう努めます」


「いえ、あれは仕方ないですよポーカ王子、あの時の感覚はどんな感じだったのですか?他の皆さんもどうでしたか?」


「私はあの憎き狼をこれで倒せると高揚しておりましたが、突然それが間違っていたと気付かされました、何故あんなに高揚したのか今考えても分かりません」

 ヘッドさんがあの時の感覚を教えてくれる、そういえば鈴を鳴らす前高笑いをしてた気がする


「私はあの杭を持つヘッドが憎くて、殺してでも手に入れてやろうと思ってました、あんな醜い考えになった自分が恐ろしいです」

 ポーカ王子が身震いしている


「ドーロがヘッドに掴み掛かって無ければ私はヘッドに斬り掛かっていたかもしれません」

 コーノレ団長は苦々しい顔で語っている


 「私は杭を持つヘッドさんが憎くて杭を奪ってやろうと体が勝手に動いてました」

 ドーロさんは体を確かめる様に手を開いては握りを繰り返している


「うわ~、だからあんな酷い状態だったんだね」

 玄武が言ってた負の連鎖の通りになってる


「ご主人様、この様な物があるとはこの塔は侮れません、常に龍雄様の鈴をすぐに出せるようにしておいて下さい」


「うん、そうだねお父さんの鈴だけでアイテムボックスに入れておいてすぐに取れる様にしておくよ」

アイテムボックスはバッグに入れた物を個別に取り出せないから、個別に取り出せるようバッグと鈴は別々に入れておく、これでスキルを発動すればすぐに鈴を取り出せる


「そういえば、上の階層に行くにはどうすればいいのですか?」


「要塞にある門から出て真っ直ぐ歩き続けると塔の壁にたどり着きます、その壁の何処かに上へ上る階段がありますのでそれを上っていけば次の階層に行けます」

 コーノレ団長が説明をしてくれる


「結構単純なんですね」


「確かに作りは簡単ではありますが上に行けば行くほど距離が長くなります、十分な準備をしないとたどり着けません、以前31階層から40階層まで行った時は食料を落とすモンスターが少なく、とても大変でした」


「そうか、運が良ければ現地調達が出来るかもしれないっと言う事ですね?」

「そう言う事です、大体10階層ごとに出てくるモンスターに偏りがありますから以前は食料確保は絶望的だと予測されていましたので十分に準備をして行きました、今回の41階層からのモンスターについては前情報がありませんので未知数です、だから日持ちのする食料を大量に用意しました」

 今預かってる荷物凄く重そうだったよね


「イボガワ様、今更ではありますが食料の準備はどれぐらいしましたか?タクミ卿が付いてましたから大丈夫だとは思いますが」


「それは大丈夫ですよ皆さんに分ける事が出来るぐらい持ってきました」


「それは有難い、もしもの時はお願い致します」


「はい、遠慮せず言って下さいね」

 腹が減っては戦ができぬと言うしね



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