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公爵位

 匠さんは妻のリアさんに腕と目が再生した事をすぐに知らせたいと言う事で後の事をポーカ王子に任せて帰ってしまった


「ミサト様、こちらをお受け取り下さい」

 ポーカ王子が直径50〜60センチ程の丸鏡を差し出してきた


「これは鏡ですか?」

 あると便利だし貰えるなら貰っておこう


「はい、鏡ですが、ただの鏡ではありません」


「何が違うのですか?」

 私にはただの鏡に見える


「これはミサト様が公爵位であり、この屋敷に住んでいる事を示す物です、玄関正面にあります女神様像の手にこれを置いてください」

 ポーカ王子は私が暮らす屋敷玄関まで来て正面にある女神様像に手を指し示す


「あ〜、そう言えば私は公爵になるんでしたね」

 そう言えば、スートさんが物件の話中にサラリと言ってたね


「公に発表するのは明日になると思いますが、公爵になる事は確定していますからお渡ししておきます」


「公爵って王族の次に偉い貴族ですよね?ぽっと出の私がなっても良いのですか?」


「大丈夫です、これは女神様がお認めになった事ですから何か言ってくる者はおりません」


「えっ!?女神様が?」


 ちょっとー!女神様!!どういうことですか!?


『ミサト様がやった功績を考えれば当然の事です、本当はミサト様の実力なら王になっても良いくらいなんですからね』


 王なんて絶対に嫌です!しかし元の世界では一般人だった私が突然貴族、しかも公爵なんて……


「なにこれ?なにこれ?」

 チャルメルが丸鏡に興味を持ち鏡を覗き込む


「むっ、なんて美しい妖精なの?貴方は一体だぁれ?って何で私と同じ動きをするのよ!?」

 鏡に映る自分の姿に話しかけてわめいているチャルメル、まず自分の姿を見て美しいと言うチャルメルってナルシスト?


「チャルメル様が二人に!?」


「これは何かの魔法では?」


「ん〜でも幻影魔法の〜反応は〜無いわ〜」

 ベル、カー、ティン、も驚いている、それぞれの反応が面白いのでしばらく見ていよう

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