表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/178

アチ村の獣人達が……

「それでは皆さん外へ出ましょう」

 あの後で私達の事をちゃんと自己紹介して、どうしてこうなったのかを色々説明をしてからコチ村へ戻って他の村人にも1階層行きの説明をしましょうっと言うことでまずは外へ


「「「はい!」」」

 元気良く返事をするコチ村の人達、とても聞き分けが良くなった、色々説明をしていると私の事を『ミコト様』と呼び出した、決して私は強要していない

 直ぐ側にある門から出ると、私達が入る時に門の前にいた猫耳獣人さん達が皆倒れていた


「あれっ!?大丈夫ですか!?一体何があったのですか?」


「おお〜あなたはさきほどなかへ〜はいったひと〜」

 近くで倒れていた獣人さんに声を掛けると一応返事が来たけど、その声は力が無くてやる気が無さそう


「あ〜これは私達がさっき掛かった術の症状に似ているわね」

 チャルメルが観察しながら教えてくれる


「チャルメル、これはどうやったら治る?」

「そうね、普段やってる神聖魔法で治ると思うわ、あっ、でもあそこにいる黒耳の獣人は朱雀の火の方が良いと思う」

 チャルメルは私達が入る前から介抱されていた1人の黒耳獣人を指して説明をしてくれる


「それじゃあ、皆お願いね」


「「「「はい!」」」」

 四神獣の皆に治療をお願いしていると


「うわっ!何だこれは!?」


「こいつらはアチ村の奴等か?でも俺たちと一緒で色々と白くなっているぞ、これもミコト様達がやったのか?」

 後からやってきたコチ村の人達が騒ぎだした

 そんな事はお構い無しに四神獣達は治療をやってゆく


「うぅ……体が動く?何だったんだあれは……」

 治療を施された人達が次々と起き上がる


「むっ!お前等はコチ村の者か!?なぜここに!」

 喧嘩っ早なアチ村の人がコチ村の人達に気付き喧嘩腰に話し掛ける


「これはこれはアチ村の方々私はコチ村の村長をしておりますガベルと申します」

 コチ村の村長が前に出て落ち着いた物腰で挨拶をする


「おっおぅ……以前まで憎かった奴等のはずなのに、どうして前程の怒が出ないんだ……」

 喧嘩腰だったアチ村の人はコチ村村長の対応に毒気を抜かれたのか戸惑っている


「お初にお目にかかります私はアチ村村長をしておりますカッツと申します」

 アチ村へ突入する前に中で何があったのかを熱弁してくれた村長さんがコチ村の村長に挨拶をしてきた、険悪な空気は無い


「うがぁー!」

 和気藹々としていると叫び声が倒れていたアチ村の人達の方から聞こえてきた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ