アチ村へ
姿を隠していたガフェルを朱雀が発見、何故かコチ村と争っていたアチ村から出てきたらしい
「あ、またガフェルが猫耳獣人達を食べだした、それに猫耳獣人達も仲間同士で争いだしたよ」
朱雀の報告から考えると、コチ村の時と同じ様な事をガフェルがやりだしたみたい、争っていた悪魔カヤツは何をやってんのよ
「ええ!?朱雀、また同じ様にガフェルと猫耳獣人達も止めて!」
「うん、分かった」
「それじゃあ皆さん、私達はガフェルのところへ行ってきます!」
朱雀と私の会話を聞き入ってザワついていたコチ村の人達に私達の方針を伝える
「ミサト様もお気を付けて!」
ブレルが心配しながら応援してくれる
「はい、有難うございます、それじゃあ皆行くよ!朱雀は案内をお願い」
「「「「はい!」」」」
「あ、ご主人様、アチ村はちょっと遠いから途中まで神獣化した青龍に乗って行った方が良いと思うよ」
「そうなの?じゃあ、青龍お願い」
「分かりました!」
青龍は返事と同時に体を変化させて龍になる、それに皆で跨り
「青龍もう良いよ、行って!」
私の合図と同時に浮かび上がる青龍
「「「「おお!!」」」」
青龍が神獣化した時から犬耳獣人さん達はザワついていたけど、浮かび上がるとより騒ぎ出した
「朱雀、青龍の先導をお願いね」
「うん、わかった」
朱雀が火の小鳥を出して青龍の前を飛ぶのに合わせて青龍が動き出す
「そうだ朱雀、ガフェルは今何をしているの?」
青龍が移動中は何もすることがないので状況把握をしておこう
「逃げない様にガフェルを突くと今まで食べられた獣人達をポロポロ出してるよ」
「その獣人達生きてるの?」
「うん、生きてるよ」
「それは良かった、何も出なくなるまで突くのを続けてね」
「分かった〜」
食べられた獣人達を助けられて良かった
「ご主人様、そろそろ神獣化の限界になりますので一旦降ります」
青龍が話しかけてきた
「分かった、ここからは走って行こう」
「「「「はい」」」」