48階層偵察情報
48階層に到着、48階層は森の中だった、いつも通り朱雀に偵察の火の鳥を飛ばしてもらい案内をお願いする、近くに川があるのでまた川下りをする事に決定したけど懸念事項が出てきた
下りの途中で集落みたいな場所が2件あるとの事、また面倒くさそうな予感、どうにかして避けて行こうかと考えていたけど、またまた創造神様から立ち寄るよう要請があったので渋々寄る事になってしまった、まずは川を目指して森を歩き夕方頃で川辺に到着、川の上で寝るのは嫌なので川辺で一泊、ここに来るまで集落について朱雀に調べて貰ったので話を聞いてみる
「ん〜、人?が普通に暮らしてはいるよ、どうも狩猟をして生活をしているみたいで、もしかしたら好戦的かもしれない」
「ちょっとまって、なんで『人?』って変な言い方になるの?」
「だって頭に犬耳や猫耳それとお尻から尻尾が付いてるんだもん、白虎みたいな存在なら力を感じるはずだけどそれが無いし霊的存在では無さそうなのは分かるけど、よく分かんないから断定出来なかったんだ」
「え?犬耳猫耳?やっぱりファンタジーで定番になっているあの獣人みたいなのかな?」
「あ〜、そういう存在に落とし込めば納得出来るかも!」
考え込んでいた朱雀は指パッチンをして顔を明るくした
「獣人か〜、元の世界では創造上の存在だったから会うのが楽しみだなぁ〜」
これぞファンタジーって感じがしてワクワクする
「ご主人様、夢を膨らませているところ悪いけど、どうやら犬耳と猫耳で諍いもしくは争いがあるみたいだから余り良い雰囲気がしないかも、和気藹々と接触出来る可能性が低いよ」
「えっ、それはなるべく会いたくないな……」
でも創造神様から行くように言われてるし……
「それじゃあ、警戒して行こうか、守りは玄武お願いね」
厳重警戒態勢で行かないとね
「はい、お任せ下さい」