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プロローグ

こちらは私の処女作『参拝してたら美少女に兄の生まれ変わりだと言われました』の続きです主人公変更のため新たに話を立ち上げました、なるべく前作を読まなくても楽しめるようにしていきますが、前作を読めばさらに楽しめます

 私はどこにでもいるお父さんが大好きな女子高生18歳揖保川命叡(いぼがわみさと)将来の夢はお父さんのお嫁さんだったのに、異世界召喚されることになりました、一年前ほどから召喚される事は聞いていたので色々準備(生活用品や、必要な物を鞄に敷き詰めた)をして待ち構える18歳になる誕生日の0時私の足下に光る魔方陣が現れ私はその光に包まれた

「命叡元気でな」

 大好きなお父さんが最後の言葉をくれる、さっきまでいっぱい話してたから別れの言葉は質素なもの。

「お父さん!さようなら元気でね、お母さんと(たける)も!」お母さんと弟の尊は私がいなくなると私の記憶が無くなるらしい、覚えていて貰えないのは一番心に来るな……

「命叡!元気でね!!」

「お姉ちゃん!向こうで頑張って元気でね!!」

 お母さんと尊は涙を堪えながら手を振ってくれる私も負けずに手を振る、お父さんが泣きながら小さく手を振っているのを見てやっぱり行きたくないなと思っていると

 視界が変わり、雲の上に立っていた、とても弾力のある雲(?)みたいで、ここから落ちることはなさそう、辺りを見渡すと雲(?)ばかりが一面に広がっている空は白一色で現実味がない、ここが異世界?

「よく召喚に応じてくれた異世界人よ」

 突然後から声を掛けられる

「貴方は誰ですか?異世界の人?」

 異世界の人(?)は後光が差していた、逆光なのではっきりと顔が見えないが何となく慈愛に満ちた優しさを感じる

 背丈は私より少し高くて、白い髪を後頭部で縛りポニーテールにしている女性なのかな(?)年は若いと思う服はギリシャ神話でよく見るキトンぽいものを纏っている

「私は貴方を招いた異世界の創造神、貴方に加護と能力を与えるためまずはこちらに来てもらいました、貴方は変わった魂の形をしていますね」

「何か変ですか?」

「魂の一部分が凄く強く、未成熟だった部分がずれることなくしっかりと強く繫がり、足らない分を違った性質のものが補い魂が形成されていますね、強い部分に他の部分が影響され強く成熟されている、素晴らしいです。これほどの強い魂ならば今までにない高い能力を授ける事が出来ます」

「あー、成る程そういう事でしたか」

 ここに来る前、お父さん達から聞いていた事だったので心配する事ではない、良かった。

「貴方には最難関の塔を既定階層まで踏破して頂きたい」

「最難関?他にもあるのですか?」

「確かにありますが貴方が召喚で降り立つ場所からは他の塔に行くことは至難の業です、そして他の塔は最近踏破されましたので、残るは最難関のみです、そこの100階層まで踏破して下さい、因みに最難関のみに500階層があり、そこまで行くと楽園があります、なに不自由の無い生活を送れる事を保証します、それと私が出来る限りの範囲で願い事を叶えましょう」

「私はお父さんと結婚したいです」

 思わず即答してしまった

「んん?」

「……ちょっと待って下さいね貴方の過去を見てみますから」

 創造神が一度首をかしげ一拍置いてから私をじっくり見だす

「ハァ、とても個性的な人が来ましたね、そちらの世界の倫理観を疑ってしまいましたよ、楽園だからといって親子で結婚は認められません、したとしても、新たに誕生する子供に悪影響が出ますから考え直しなさい、貴方一人の問題では無いのですよ」

「はい…お父さんとの子供……」

「因みに元の世界に戻るのは出来ない訳では無いのですが、お薦めしません、元の世界では貴方がいた記憶と記録はこちらに来る段階で全て消されていますので戸籍も何もない状態です」

「それならばお父さんをその楽園に呼ぶことは可能ですか?」

 逆転の発想、元の世界が駄目なら楽園でお父さんと暮らせば良いじゃない?

「お父様が了承及びあちらの神々が了承すれば出来ます」

「だったら、それでお願いしたいと思います」

「凄い自信があるのですね、拒否されるかもしれないのに」

「お父さんなら大丈夫です、今から確認をしてみて下さいモチベーションが上がります」

「分かりました少々お待ちを」

 創造神は目を閉じデコに手を当て口をもごもご動かしている、体感5分ぐらいすると

「確認が取れました、貴方のやる気に繋がるのなら良いとのこと」

「やった!頑張ります!」

「貴方には付き添いの式神がいますね?それを出して下さい」

「分かりました」

 どうやら私の過去を見た時に知ったのかな。言われた通り四神獣と読んでいる式神達(白虎、朱雀、青龍、玄武)を中に入って貰ってた真珠のネックレスから呼び出す

「ここが異世界ですか?」

 私と同じ歳ぐらいに見える白髪(はくはつ)ロングボブカットに猫耳が付いた矢羽根袴姿の白虎が尋ねてくる

「変わったところだねー」

 背丈が私の腰辺りまでしかない赤茶色ロングヘアーをたなびかせ黄色い短パンと朱色のシャツを身につけ腕まくりをして露わになっている腕には鳥の羽が付いている活発そうな少年の朱雀が辺りをキョロキョロと見ている

「早速御用向きでしょうかご主人様」

 青色を基調に紫と水色の朝顔が描かれた浴衣を着崩し黒髪を根結(ねゆ)垂髪(すいはつ) にしてチラリとうなじが見え首から肩にかけて青い鱗みたいなのが付いている妖艶な女性の青龍が丁寧に礼をする


「そちらに御座す御方は尊き方とお見受けいたします、(わたくし)玄武と申します」


 そう言って長くて白い髭と眉毛を生やした老人姿の玄武は手を前に組ながら腰を深々と折る

 玄武は平安時代の貴族が着ていたような古風な黒い服装をしている、背中には亀の甲羅がある

 猫耳や腕の羽や青い鱗に亀の甲羅は霊能力が無いと見ることが出来ない物

「こちらにいるのは異世界の創造神様、みんなを出すように言われたから呼んだの」

「神様でしたか、ご挨拶が遅れてしまい申し訳御座いませ、私は白虎と申します」

「異世界の神様ですか、僕は朱雀です、初めまして」

「私は青龍と申します、以後お見知り置きを」

「初めまして、元気な者達ですね、貴方たちにも能力を与えようと思いますので、塔の踏破を頑張って下さい」

「我々にもですか?ご期待に添えますよう頑張らせて頂きます」

 玄武が代表して礼をする

「それと少しだけお話しをしておきましょう、塔を10階層踏破する度に塔が外に作る安全領域が広がります、安全領域外は強い魔物が蔓延る危険地帯になります、また10の倍数階層の次の階層スタート地点は砦の中になっており攻略階層最前線の砦だけに限り魔物が砦を襲います、そしてその砦が陥落されますと安全領域が元に戻ります、現在砦最前線を護っているのが王家です王家には砦と安全領域を護る義務がありますので、そのもの達を砦の護りが出来る様に指導して下さい、魂が成長すれば与えた能力が成長するようにしていますからお願いします、それとお願い事の上乗せになってしまいますが、重要な事ですので、目標踏破階層100階まで行くと最難関の塔の周りにある他の塔が作る安全領域に接する事になります、各塔にはそれぞれに王家があり、今まで他の塔の者と接触したことがありませんので、外交の場を取り持って欲しいのです」

「それは元の世界で一般人だった私にで出来る事とは思えませんよ?」

 とても無茶な話を簡単にしてくれる

「一応各塔の王家には私の言葉をお告げとして聞ける聖女がいますので争わないよう言いつけますし、各塔を踏破した貴方の世界の者達も幾人かいますから安心して下さい、それに、貴方には私と離れていても直接話せる力を与えますので聞きたいことがあれば色々聞いて下さい」

実は詳細が現時点で決まってない驚愕的事実今後更新ペースが遅くなると思いますが頑張りますので緩~く見ていって下さい

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